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東京V・平 バックヘッドで“下克上弾”「退場した選手のためにも…」内田も救う

[ 2018年11月25日 15:49 ]

J1参入プレーオフ1回戦   東京V1―0大宮 ( 2018年11月25日    NACK )

<大宮・東京V>後半26分、決勝ゴールを決める東京V・平(左)(撮影・西海健太郎)
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 東京V(6位)が数的不利をものともせず、大宮(5位)に1―0で勝利を収め、1回戦を突破した。

 プレーオフ(PO)進出チームの中で年間順位6位と最後方の東京Vは、すべてアウェーの地で3連勝しないとJ1昇格ができないシステム。引き分けでは大宮の勝ち抜けとなる不利な条件の中、後半14分にはMF内田達也(26)が2度目の警告を受けて退場と、数的不利も強いられた。

 だが、後半26分、FW佐藤優平(28)の鋭い左FKをゴール前のDF平智広(28)がバックヘッドで決めて決勝ゴール。終盤には大宮の猛攻をしのいで勝ち切った。

 東京Vユース出身で、法大やJ3時代の町田を経て2016年にトップチームへ初めて加入した平は「とにかく勝ってすごいうれしいです」と第一声。DFラインを引いて固く守る相手に「自分たちも手こずったんですけど、何とか1点取れました」と胸をなで下ろした。

 決勝点のシーンについては「セットプレーですごいチャンス前半からあったんで、優平がすごいいいボール蹴ってくれたんで、あとは触るだけでした」と平。「自分たちは6位でプレーオフ行けて、下からで何も失うことはないと思っていたので、勝つことだけを考えてこの1週間トレーニングしてきました」と振り返り、「10人ですごい皆きつかったと思うんですけど、退場した選手のためにも勝利っていうのをやっぱ取りたかったんですごいうれしいです」と退場した内田のためにも勝てて良かったと喜んだ。

 12月2日にニッパツ三ツ沢球技場で行われる2回戦では横浜FC(3位)と対戦。「次も勝つことしか考えてないんで、自分たちは6位なので、次も勝つことだけ考えて頑張ります」と意気込んだ。

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