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アンリ新監督 初采配は黒星「前進するためにポジティブであり続けたい」

[ 2018年10月22日 01:55 ]

フランス1部第10節   ストラスブール2―1モナコ ( 2018年10月20日 )

 フランス1部モナコのティエリ・アンリ新監督が、プロ初采配を白星で飾れなかった。

 現役時代にモナコでプロデビューを飾った元フランス代表FWのアンリ氏は、成績不振で解任されたジャルディン前監督の後釜として13日に就任。1週間弱の準備期間を経て、20日に敵地でGK川島永嗣(35)が所属するストラスブール戦に臨み、1―2で敗れた。

 試合後に「夢のシナリオではないが、前進するためにポジティブであり続けたい」と必死に前を向いたが、試合内容は散々だった。ジェメルソンとラッジのDF2人が出場停止で、さらに第1GKの元クロアチア代表スバシッチと第2GKの元スイス代表ベナリオが負傷欠場。今季初先発(リーグ通算5試合目)となった第3GKの22歳サイが前半17分に相手シュートをファンブルして失点した。新指揮官は「人間にミスはある。責めるべきではない」と若い守護神をかばった。

 頼みのエースのFWファルカオは、前半36分に左太腿を痛めて交代。コロンビア代表から合流直後に強行先発させたことが裏目に出た。さらに、後半に投入したFWグランシアが出場2分後に一発退場。10人で戦うことを余儀なくされて2点目を失った。終了間際にMFティーレマンスが1点を返したが、及ばなかった。

 これでチームは泥沼の4連敗で、開幕戦に勝利してから9戦勝ちなし。ハリルホジッチ新監督のナントに抜かれて19位に転落した。

 ストラスブールの川島は、移籍後初めてベンチ入りを果たしたが、出番はなかった。

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2018年10月21日のニュース