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G大阪 小野瀬、移籍後初&V弾!ツネ様の采配キラリ6連勝

[ 2018年10月21日 05:30 ]

明治安田生命J1第30節   G大阪2―1横浜 ( 2018年10月20日    吹田S )

<G大阪・横浜>後半41分、決勝となるゴールを決め祝福されるG大阪・小野瀬(右から2人目)(撮影・奥 調)
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 プロ野球・広島の鈴木誠也をほうふつさせるような雄叫びだった。移籍後初得点は貴重な逆転弾。「サイコーでーす!!」。ヒーローインタビューで、小野瀬が喜びを爆発させた。

 1―1の後半41分。左サイドをえぐったDF藤春からのクロスを滑り込みながら右足で合わせた。「良いボールだったので緊張しました」。試合前に宮本恒靖監督から「いつ(ゴールを)取るんだ?」と冗談ぽくハッパをかけられていた中、「やっとというか…結果で応えられて良かった」とはにかんだ。

 7月下旬に宮本監督が指揮官就任。いの一番に夏の補強選手としてリクエストを出したのが、小野瀬だった。J2山口で今季25試合10得点の実績が高く評価された。9月1日の川崎F戦からはスタメンに定着。積極的な仕掛けはチームにリズムをもたらした。だが、なかなか数字として結果が表れず。「自分はまだ貢献できていない」と悔しさを抱えていただけに、感情を抑えることは難しかった。

 横浜対策で導入した3バックと4バックシステムの併用にも柔軟に対応。「6連勝は素晴らしい数字。今後も1つ1つ積み上げていきたい」と指揮官も目を細める。一時は最下位まで落ちたが、怒とうの巻き返しでJ1残留圏の目安とされる勝ち点40まで残り「1」。遅ればせながら、西の雄が本来の力を発揮し始めた。

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