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Jリーグ 情報漏洩の神戸DF高橋にけん責 クラブへの制裁はなし

[ 2018年10月12日 15:47 ]

神戸DF高橋峻希
Photo By スポニチ

 Jリーグは12日、神戸のDF高橋峻希(28)に対し、けん責(始末書をとり、将来を戒める)の制裁を決定したと発表した。

 高橋は9月23日の明治安田生命J1リーグ第27節・浦和―神戸戦(埼玉)のメンバー発表前に、当日の試合観戦を予定していた浦和ユース時代のチームメートである知人にLINEでスペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(34)の出場の有無について問われ「出ないよ!」と返答。この日、神戸から9月24日から10月23日まで1カ月間の謹慎処分が発表されていた。

 Jリーグは高橋について「Jリーグ規約第89条に定められている『禁止事項』に抵触する行為を行った」とし、「Jリーグ規約第89条第1項に『プロ契約選手は、次の各行為を行ってはならない』とあり、第2号に『試合およびトレーニングに関する事項(試合の戦略・戦術・選手の起用・トレーニングの内容等)の部外者への開示』とあるが、高橋選手は自クラブの選手起用についての内容を部外者へ開示した」と説明。

 制裁は高橋へのけん責のみで、クラブへの制裁はなく「高橋選手の行為はJリーグ規約違反となる軽率な行為であることは免れない。一方で、既に、クラブによる同選手への処分は1カ月の謹慎となっていることから、同選手個人への制裁はほぼその目的を達している。従って、Jリーグとしては、けん責の処分をするにとどめる。なお、これまでチーム内にてSNSへの注意喚起を実施してきた事から、クラブには制裁は科さないものとする」としている。

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2018年10月12日のニュース