どうなる“スト中”のチェルシーFWジエゴ・コスタ、“飼い殺し”受け入れる?

[ 2017年9月4日 10:00 ]

チェルシーのジエゴ・コスタ(AP)
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 昨季プレミアリーグで優勝したチェルシーでチーム最多の20ゴールを挙げたエースストライカーが、今季リーグ戦が開幕した後も母国で実質的なストライキ中という異常事態に陥っている。スペイン代表FWジエゴ・コスタ(28)のことだ。9月になっても、生まれ故郷のブラジル・ラガルトの実家に滞在し、チーム合流を拒否し続けている。

 発端は昨季中に衝突したコンテ監督から今オフに携帯メールで戦力外通告を受けたこと。ジエゴ・コスタは先月中旬にブラジルで英紙デーリー・メールのインタビューに応じ「監督がオレを不要と言うのならアトレチコ・マドリードに行きたいとクラブに伝えた」と10〜14年に在籍した古巣への復帰を熱望。「他のオファーは拒否した。チェルシーはオレを中国かどこかに売りたいようだが、最も給料が高いクラブではなく、監督(シメオネ)と絆があり、ファンがオレを愛してくれるクラブでプレーしたいんだ」と主張した。

 しかし「愛」で希望通り移籍できるほど甘くないのが、巨額のカネが動く欧州のサッカービジネス。欧州主要リーグの移籍期間締め切りである8月31日までに移籍は成立しなかった。デーリー・メール紙によると、チェルシーが要求した移籍金は5000万ポンド(約71億5000万円)以上。アトレチコのオファーは4000万ポンド(約57億2000万円)前後で交渉は決裂し、来年1月の移籍期間まで残留せざるをえなくなった。

 チェルシーからは2軍にあたるU―23チームに合流するよう命じられており、ジエゴ・コスタは「まるで犯罪者のように扱われている」と拒否。3日付の英紙デーリー・エクスプレスはクラブと選手が法廷闘争に発展する可能性を伝えた。気難しい点取り屋が、週給18万5000ポンド(約2650万円)とされる高額サラリーを捨ててまで“スト”を続行するのか、2軍で屈辱の“飼い殺し”となる可能性がある英国へ戻るのか。来年にW杯を控えたスペイン代表にも影響を与えるだけに、そのピッチ外のバトルに大きな注目が集まりそうだ。

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