ＦＣ東京・吉本、体張ったプレーで勝利に貢献「それが自分の仕事」

後半、新潟・鈴木（手前）と競り合うＦＣ東京・吉本

　ＦＣ東京のＤＦ吉本一謙（２７）が２９日のアウェー新潟戦で、体を張ったプレーでチームの勝利に大きく貢献した。１８日の広島戦から、この日で３試合連続フル出場。前半７分には、コルテースからＤＦラインの裏に走ったラファエル・シルバにパスが通ったが、吉本が足を伸ばして寸前のところでピンチを救い、ベンチのフィッカデンティ監督から拍手で讃えられた。同２０分にもラファエル・シルバの突破をスライディングタックルで阻止するなど、局面で体を張ったプレーで何度も相手の攻撃の芽を摘んだ。

　守備に関しては「それが自分の仕事」と淡々と振り返ったが、チームは後半４３分の森重の決勝弾で競り勝っただけに「苦しい試合でしたけど、権田選手も止めてくれたし、みんなで踏ん張っておかげで、最後に（勝利の女神が）ほほえんでくれた。みんなでこういう試合を守備は最低限ゼロに抑えて勝ち切ろうという話しをしていた」とホッとした表情で振り返った。