×

釜本、奥寺、カズ…レジェンド集結!6・9ハリルJ大激励会

[ 2015年4月29日 06:30 ]

釜本邦茂氏

 6月のW杯アジア2次予選直前、日本サッカー界の大御所が大集結する。日本サッカーリーグ(JSL)発足50周年の記念パーティーが6月9日に都内で開催されることが分かった。関係者によれば、読売クラブ出身で現在J2横浜FCの三浦知良(48)、古河電工でプレーし、現在は日本協会最高顧問の川淵三郎氏(78)ら約2000人に招待状が送付された。日本代表の礎を築いた名選手が集まるとあって、W杯予選を控えた日本代表への“大激励会”となりそうだ。

 カズ、ラモス氏、井原氏らハリルジャパンのメンバーも尊敬するビッグネームから、川淵氏、釜本氏、岡田氏ら泣く子も黙る?大物OBまでが一堂に会することになった。6月9日にJリーグ、日本協会の主催で日本リーグ発足50周年の記念パーティーが開催される。日本リーグに所属した各クラブOBが持つ名簿を基に既に2000人以上に招待状が送られた。

 関係者によれば、対象は65~92年まで日本リーグで活躍した選手、監督、スタッフらで「一両日中には招待状が届く」見込みだ。JSLは日本代表のレベル向上を目的とし「日本サッカーの父」と呼ばれたドイツ人のクラマー氏の提言を基に発足し、93年に開幕するJリーグの礎となった。そのOBが2000人以上も集まるのは今回が初めてだ。

 内容は、さながらW杯予選を目前とする日本代表への「大激励会」となりそうだ。日本代表の初陣はパーティーから1週間後の6月16日、シンガポール戦。同11日には因縁のイラクとの親善試合も組まれている。イラクといえば、93年10月、終了間際に同点とされ、W杯出場を逃したドーハの悲劇の相手。ドーハ世代のメンバーも多く出席する予定で、当然、日本代表の動向は話題の中心になる。記念パーティー当日はハリルジャパンは既に国内合宿に入っているが、ハリルホジッチ監督がビデオメッセージなどで“出席”する可能性もあり、世代を超えて日本サッカー界が一つになる。

 パーティー参加者には重鎮も多い。含蓄のある忠告から厳しい叱咤(しった)激励まで、どんな発言が飛び出すか。いずれにせよW杯ロシア大会を目指す日本代表にとっては貴重な力水となりそうだ。

 ▽日本サッカーリーグ(JSL) 1965年6月6日に三菱重工、古河電工、日立製作所など企業チーム8チームで開幕。前年の東京五輪で特別コーチを務めたクラマー氏(西ドイツ)が、日本サッカー強化のため全国リーグの必要性を提言し、プロ野球に続く全国リーグとして誕生。91年まで28年間で27シーズン行われた。72年に10チームで2部がスタート。最終年は1部12チーム、2部16チームに拡大し、Jリーグに移行した。最多優勝は東洋工業と読売クラブの5度、通算最多得点は釜本の202点。

続きを表示

この記事のフォト

2015年4月29日のニュース