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負傷なんの!DFメデル 気迫で王国FW陣に仕事させず

[ 2014年6月29日 04:51 ]

ガチガチのテーピングを巻いてピッチに立ったチリ代表DFメデル(右)(AP)

W杯決勝トーナメント1回戦 チリ1―1(2―3)ブラジル

(6月28日 ベロホリゾンテ)
 チリ代表DFメデルは負傷を抱えながらも先発し、3バックの一角として延長後半3分に退くまで最終ラインをけん引した。惜しくもPKで敗れはしたが、驚異的な運動量と持ち味の競り合いの強さを発揮し開催国ブラジルを最後まで苦しめた。

 左太腿の筋肉を痛め、26日の練習を休むなどブラジル戦の出場は厳しいとの報道もあったメデルだったが故障箇所にはガチガチにテーピングしてプレー。171センチと小柄ながらも自身より10センチ以上も高いFWフレッジとの空中戦でもほとんど競り勝ち、後半に投入されたFWジョーにも執拗なマークで仕事をさせなかった。しかし延長後半3分に痛めていたところをさらに悪化させ、DFロハスと無念の途中交代。敗退が決まるとピッチに座り込み泣き崩れた。

 チリの決勝トーナメント進出は今回で4度目となるが、その全てにおいてブラジルの前に敗れ去る結果となり、負のジンクスを乗り越えることがまたしてもできなかった。

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