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ネイマール「すべてを出し切った」チリ戦後に見せた涙の訳明かす

[ 2014年6月29日 17:03 ]

チリ戦での勝利後に涙するブラジル代表のネイマール (AP)

W杯決勝トーナメント1回戦 ベロホリゾンテ

(6月28日 ブラジル1―1(3―2)チリ )
 28日に行われた決勝トーナメント1回戦で、史上最多6度目の優勝を目指す開催国ブラジルがチリをPK戦の末、辛くも準々決勝進出を決めたが、その勝利の瞬間にネイマールはピッチに膝をつき泣き崩れた。

 「苦しかった。それが本音だ。勝ちたいという気持ちは自分のサッカー人生の中で一番大きかった。すべてを出し切ったよ。いまはただ休みたい」と終盤に足がつるなど、疲労困憊のネイマールはチリとの激戦を振り返った。

 母国開催の今大会で決勝トーナメント早々に姿を消すわけにはいかない。そんなプレッシャーもあったはずだが、「母国のファンの前で負けてしまうのではという恐怖はなかった。勝ちたいという気持ちがその恐怖を打ち消した。あの涙は勝てた喜びからだよ」と試合後に見せた涙は、敗戦の恐怖から解放されたからではないと語った。

 フェリペ監督も「ネイマールは22歳だが、まるで35歳であるかのようにプレーした。プレッシャーをうまくコントロールしていたよ。サッカーを楽しんでいたね。PKの時も彼の地元でボールを蹴っているかのようにプレッシャーを感じていなかった」とネイマールの精神的な強さを絶賛したいた。

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2014年6月29日のニュース