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ブラジルでデモ続く…コンフェデ杯の試合前に収束

[ 2013年6月20日 07:00 ]

 サッカー・ワールドカップ(W杯)への公費無駄遣いや物価高騰に反発する市民によるデモが続いているブラジルでは19日も北東部フォルタレザで約3万人が集まり抗議活動を行った。一部が警官隊と衝突、数人が負傷した。地元メディアが伝えた。

 各地のデモは最大都市サンパウロ市が今月2日に公共交通機関の運賃を値上げしたのが発端。同市長は19日、値上げ取り消しを表明しデモをやめるよう呼び掛けた。第2の都市リオデジャネイロ市も同様の値下げを発表、各地で市民側の要求を受け入れる動きが出ている。

 デモ隊側は20日にも全国各地で抗議活動を行う方針。フォルタレザでは19日、サッカー、コンフェデレーションズカップのブラジル対メキシコ戦が行われ、デモ隊は試合に先立ち競技場近くまで行進したが、試合前に収束した。

 北東部レシフェでは同日、日本代表がイタリアと対戦。競技場が市街地から離れており、大きなデモは起きなかった。(共同)

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2013年6月20日のニュース