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映像発見!伝説のメキシコ五輪 日本銅メダル試合 8月に初の完全放送

[ 2013年6月20日 06:00 ]

メキシコ五輪サッカー3位決定戦で、先制点を挙げた釜本邦茂(後方右)=1968年10月24日、アステカ競技場

 サッカー男子の日本代表が銅メダルを獲得した1968年のメキシコ五輪3位決定戦「日本対メキシコ」が国内で史上初めてフルタイムで放送される。19日、NHKが発表した。

 番組はNHKBS1の特別番組「伝説の名勝負 栄光の銅メダル~日本男子サッカーはここから始まった~」(8月24日後1・00)。これまで、試合全体の映像は存在しないとされていたが、今年3月にNHKがメキシコの民間放送局「テレビサ」の倉庫に、試合の映像を収めた2インチのカラーフィルム(約90分)が保管されていることを、現地のコーディネーターを通じて確認した。

 2000メートルを超える高地で、8万人を超える大観衆の大半がメキシコ人というアウェーの厳しい環境の中、釜本邦茂氏(69)が2ゴールを決めて日本が2―0で勝利。同種目でアジア勢で初めてのメダルに輝いた歴史的な試合だったが、当時は後半の一部が生中継されただけで、以降もハイライトの放送だけだった。

 番組はメキシコで収録を行う予定。釜本氏と、対戦したメキシコ代表の元選手が自らのプレーや秘話を振り返りながら解説する。

 NHKは「日本のサッカーの原点となる試合。Jリーグ発足から20周年の今年、激闘の全貌をお伝えしたい」としている。

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2013年6月20日のニュース