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喜び、嘆き、怒り…10年W杯名言・迷言集

[ 2010年7月12日 15:46 ]

 1カ月にわたり世界の注目を集めたサッカーの祭典が幕を閉じた。喜び、嘆き、怒り…。選手や監督が残した言葉でW杯を振り返った。

 ▼涙をのんだ強豪国
 ドイツ・レーウ監督(準決勝でスペインに惜敗)「彼らのパスサッカーは素晴らしすぎて、ほとんどの時間はただボールを追いかけていた」

 アルゼンチン・マラドーナ監督(ベスト8で敗退)「人生で最もつらい瞬間。顔をけられたようなものだ」

 ブラジル・ジュリオセザール(準々決勝でオランダに逆転負け)「この3年半で積み上げてきた自信を持って試合に臨んだので、誰もこんな結果は予想していなかった。でもこれがサッカーだ」

 ▼歓喜の瞬間
 ドイツ・ミュラー(準々決勝で宿敵倒す)「アルゼンチンを圧倒して4―0で勝ったなんて、何も言葉にならない」

 スロバキア・ワイス監督(イタリアを破って16強入り)「息子が生まれた日に次いで、人生で2番目にうれしい日だ」

 ニュージーランド・ファロン(28年ぶりのW杯で3引き分け)「これで国に帰ったら、サッカーが最も人気のあるスポーツになる可能性がある」

 スイス・フェルナンデス(スペインとの初戦で殊勲の決勝ゴール)「少し幸運だったかもしれないが、スペインに勝つには運も必要だからね」

 ▼16強で夢破れる
 メキシコ・マルケス(5大会連続で決勝トーナメント1回戦敗退)「いつか準々決勝に行ける日が来ることを願う」

 米国・ドノバン(ガーナに競り負け)「サッカーは時に残酷なゲームだ。世界の頂点に立ったかと思えば、次の瞬間に谷底へ落とされる」

 チリ・ブラボ(48年ぶりのベスト8ならず)「相手がブラジルというのが不運だった」
 韓国・許丁茂監督(国外開催のW杯で初の16強)「アジアのサッカーは成長しているが、世界のトップとはまだ差がある。それを縮めていく努力をしないといけない」

 ▼ハンド、幻のゴール、オフサイド…
 ウルグアイ・スアレス(ガーナの決定機を手で防ぎ)「僕はストライカーなんだから、ゴールを守った話よりもゴールを奪った話をしてくれ」

 イングランド・カペロ監督(ドイツ戦でランパードのシュートがノーゴールの判定)「ベンチからボールが線を越えるのが見えたのだから、主審のミス。テクノロジーはどこへ行った」

 メキシコ・サルシド(オフサイドが見逃されて先制点を献上し、ベスト16で敗退)「影響はかなりあったが、サッカーは運にも左右される。アルゼンチンにはそれがあり、われわれにはなかった」

 ▼1次リーグで姿消す
 イタリア・リッピ監督(前回覇者が1勝もできず)「責任はわたしにある。これがイタリアのサッカーだと思われるのは本望ではない」
 
 フランス・ドメネク監督(内紛問題に揺れ)「物事がうまくいかない時は、本当に何もうまくいかない。わたしの後任とチームに幸運を祈る」
 
 コートジボワール・ドログバ(「死の組」を突破できず)「2006年大会も難しい組だったが、今回も同じだった」

 南アフリカ・パレイラ監督(3戦目でフランスを破り)「チームは国中に誇りをもたらした。土台はできているので、南アのサッカーの未来は明るい」(共同)

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2010年7月12日のニュース