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ひざ抱え込み涙 スナイダー“スペインにだけは負けたくなかった”

[ 2010年7月12日 09:10 ]

スペインに敗れ、涙するオランダのスナイダー

 【W杯決勝・オランダ0-1スペイン】流れ落ちる涙を止めることができなかった。オランダの司令塔、26歳のスナイダーは敗戦が決まるとピッチに崩れ落ち、ひざを抱え込んで泣いた。

 所属するインテル・ミラノでの欧州チャンピオンズリーグ、イタリア1部リーグの制覇に続き、最大のタイトル獲得でシーズンを終えることはできなかった。レアル・マドリード(スペイン)であまり活躍することができず、昨夏にインテルへ移籍してから好調さを取り戻している。“スペインにだけは負けたくない”。因縁の相手との決勝では期するものもあったはずだ。
 既に5ゴールを挙げ、単独の得点王も狙える立場で臨んだ一戦。しかし直接狙ったFKがGKの正面を突くなど自身の得点機はほとんどなかった。後半17分、ロッベンがGKと1対1となる決定的なパスを出したが、これも実らなかった。
 得点王にはなったが、最後はトロフィーを掲げながら歓喜に沸く相手を、ぼうぜんと眺めるしかなかった。(共同)

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2010年7月12日のニュース