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スペイン念願の初優勝!イニエスタが決勝ゴール

[ 2010年7月12日 02:20 ]

<オランダ・スペイン>ゴールを決めて喜ぶスペインのイニエスタ

 サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会は11日午後8時半(日本時間12日午前3時半)にヨハネスブルクのサッカーシティー競技場で決勝が行われ、スペインが延長戦の末に1―0でオランダを下し、初優勝を飾った。延長後半11分、イニエスタのゴールが決勝点。また、得点王はビジャ、スナイダー、フォルラン、ミュラーの4選手が5得点で並んだ。

 両チームともに主導権を譲らず、立ち上がりから一進一退の激しい攻防が続いた。前半5分、シャビのクロスに合わせたセルヒオ・ラモスがダイビングヘッドを放てば、オランダも同8分にカイトがカットインからファーストシュート。

 オランダの堅守に封じられたスペインは中盤でパスがつながらなかったが、カウンターやセットプレーからゴールに迫るオランダにもスペインの守備陣が対応した。前半だけでオランダは3人、スペインは2人が警告を受ける削り合いは後半も続き、合計9人が警告を受けた。

 後半17分にはオランダが決定機を迎える。スナイデルの縦パスに抜け出してゴール前でフリーとなったロッベンがシュートを放ったが、GKカシージャスが右足で好セーブ。

 その後はスペインが中盤でテンポ良くパスをつなぎ、主導権を握った。スナイダーとともに得点王を争うビジャは流れの中からシュートを連発し、FKでも直接ゴールを狙ったがゴールネットは揺らせない。両チームともに無得点のまま延長戦に突入した。

 延長前半5分にはイニエスタの絶妙なスルーパスに抜け出したセスクがシュートを放つが、GKステケレンブルクの好セーブに阻まれる。すると、ロッベンが右サイドを突破し、スナイデルとのワンツーからゴール前に迫るがクリアされる。

 延長後半に突入すると、スペインはビジャに代えてフェルナンド・トーレスを投入。同4分にはゴール前でイニエスタを引っ張ったハイディンガがこの日2度目の警告を受け、退場となった。このプレーで得たFKをシャビが直接狙うが、ボールは落ちずゴール上に外れる。

 同11分、トーレスのクロスがDFにクリアされ、こぼれ球をセスクから受けたイニエスタがトラップから落ちついてシュート。これが逆サイドに突き刺さり、スペインが待望の先制点。この1点を守り、スペインが念願の初優勝を飾った。

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2010年7月12日のニュース