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「注意したのに」フィンケ監督、失点に怒り

[ 2009年3月8日 06:00 ]

<鹿島・浦和>後半、シュート0に終わった高原直泰(左)を交代させるフィンケ監督

 【浦和0―2鹿島】昨季7位からの巻き返しを期す浦和は、完敗で黒星発進となった。細かくパスをつなぐ新スタイルが機能したのは立ち上がりだけで、逆にカウンターから2失点。13本のシュートを放ったが、ゴール前の工夫を欠いた。フィンケ新監督は「後半の失点には怒りを覚える。ハーフタイムにカウンターに注意するよう指示したのに…」と厳しい表情を浮かべた。

 今季はJクラブ最速の1月12日に始動し、12戦の練習試合をこなしたが、昨季王者との完成度の差は歴然。後半12分からMF山田暢を一度も試していない左サイドバックで起用するなど、采配にも疑問が残った。藤口社長は「鹿島が強いことを認めざるを得ない。チームの方向性は間違っていない」と前を向いた。試合後にサポーターから拍手が起こったのは救いだが、次節14日のホームFC東京戦では何よりも結果が求められる。

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2009年3月8日のニュース