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最年長カズ 敗戦に「ラモスさんに怒られる」

[ 2009年3月8日 20:21 ]

 【横浜FC1―2湘南】1点を追う後半5分、歓声と相手サポーターのブーイングが交錯する中で三浦知がピッチに立った。42歳と10日。かつて一緒にプレーしたラモスのリーグ最年長出場記録を更新し、またもや歴史に名を刻んだ。だが、開幕戦に敗れ「残念。これじゃ、ラモスさんに怒られる」と笑顔は少なかった。

 厳しい冷え込みで多くの選手が長袖ユニホームを着用したが、ベテランFWは気合十分の半袖姿。終盤には左サイドでドリブルを仕掛けたり、三浦淳のFKに飛び込んでヘディングしたりと奮闘した。それでも見せ場は少なく「自分が入って状況を変えるプレーをしたかった。満足できない」と厳しい表情だった。
 プロ24年目。1993年のリーグ開幕から17年連続でJリーグの試合に出場を続ける唯一の選手だ。開幕戦は落としたが、J2は残り50試合の長期戦。「個人記録より、J1へ昇格するという目標達成に貢献したい。チームも自分も、もっとできるはず」。衰えを知らない向上心で、今季もボールを追う。

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2009年3月8日のニュース