今週の丸山元気!

フェルミスフィア 桜花賞の権利取りたい

[ 2020年3月13日 18:10 ]

今週は土曜中京、日曜中山で合わせて17鞍に騎乗します。

ネイチャーカレン(土曜2R)は休み明けがどうかですけど、動き自体は悪くはありません。ダートで安定していますし、展開次第だと思います。

アブソルティスモ(土曜11R)はある程度行った方がいいかもしれませんね。調教では折り合いも問題なく動きは良かったですし、頑張りたいと思います。

サザンレインボー(日曜6R)は追い切りに乗りましたが、動きは良かったですよ。砂を被った時にどうかですけど、前走の時計は良かったですし、昇級でも楽しみにしています。

ギャラッド(日曜9R)は2000メートルの方が良いですね。あとはロスなく回ってハマるかどうかです。

フェルミスフィア(日曜11R)はまだトモが緩い分ハミに頼って走るところがありますが、それでも前走もいい内容でしたからね。桜花賞の権利を取れるように頑張りたいと思います。

今週も応援をよろしくお願いします。


◎山崎の見解
土曜日
2Rネイチャーカレン ☆☆☆
 ダートは3戦して3着2回4着1回と安定した成績。前走逃げて0.1秒差なら1200メートルでもスピードは通用。今回のやや低調なメンバー構成なら休み明けでも上位食い込み可能。距離短縮でもう一押しを狙うドロス、立て直して好仕上がりのナリタウルフ、前走の末脚が目立っていたスマイルフェイスが強敵か。

3Rオーロラテーラー ☆☆
 前走は一息だったが、2走前が中団追走から直線でも脚を使い2着と好内容。最終追い切りの動きも良く、展開ひとつで上位食い込みがあっても。前走ハイレベルの未勝利戦で3着だったアグードイメル、ダート替りは魅力のエブリワンブラック、好仕上がりのサンラディウスが上位候補か。

4Rスターオブフォース ☆☆☆☆
 近4走で2着3回3着1回の実績。坂のある中京替りはポイントになるが、今の未勝利のメンバー構成なら地力の高さで上位争い可能。距離短縮でスピードが生きそうなバトーデュシエル、渋太さがあるエールヴィフ、好仕上がりで距離短縮も歓迎のリュッカが強敵か。

5Rタイキラッシュ ☆☆☆☆☆
 前走は初ダートで2着、しかも後続に5馬身差をつけダート適性の高さを示す内容。最終追い切りでも上々の時計をマークし好仕上がり。展開ひとつで勝機も十分。短距離で安定しているアメリカンニーニャ、血統からダート替りは魅力のアランチャアミーゴ、立て直して好仕上がりのダブリナーズが強敵か。

6Rデルフィナス ☆☆
 前走はスタートで挟まれる不利があったが、直線では差を詰め7着と初戦としては及第点。距離延長・直線の長い中京替りは好材料で、発馬五分なら食い込みがあっても。前走の末脚が目立っていたラガーヴィーヴ、距離延長は歓迎のハギノリュクス、前走は直線の不利が応えたルーターズが上位候補か。

8Rシャドウアイランド ☆☆☆
 前走は久々の芝のレースだったが、直線で一旦抜け出し少差の5着と見せ場十分。叩いた上積みが見込める今回は上位食い込みがあっても。安定しているレッドヴァール、休み明けも好仕上がりのリャスナ、中京は相性が良いウインメルシーが強敵か。

9Rディープスピリッツ ☆☆
 前走は案外だったが、2走前に今回と同じ中京ダート1800メートルで3着と好走。今回のメンバー構成なら立ち回りひとつで食い込みがあっても。近走安定しているフラッグアドミラル、叩いた上積みが見込めるスターリーパレード、使いつつクラス慣れしてきたドーバーテソーロが上位候補か。

10Rワタシヲマッテル ☆
 過去に現級でも好走歴はあるが、使える脚が一瞬で成績が安定しない。小回り向きで、直線の長い中京に替わるのも…。末脚堅実なハギノアップロード、長くいい脚を使えるイルマタル、中央再転入初戦の前走が僅差だったザプリオレスが上位候補か。

11Rアブソルティスモ ☆☆☆☆
 昨秋、ハイレベルのサウジアラビアロイヤルCで3着と好走。前走は後方から33秒3の上がりを使ったが、結果的に展開が向かなかった印象。中間跨っている丸山騎手の感触は良く、展開ひとつで上位争い可能。1400メートルは2戦2勝のラウダシオン、好仕上がりで距離もベストのビアンンフェ、脚が溜まれば末脚切れるシャインガーネットが強敵か。

12Rドゥラリュール ☆☆
 ムラ駆けだが、現級で2着2回3着1回があるように実績は上位。良績の多い1800メートルに戻るのは好材料で、展開ひとつで上位食い込み可能。前走は展開が向かなかったアシャカリブラ、前走は厳しい展開のなか2着と能力示したトップウイナー、マイペースなら渋太いショウナンパンサーが上位候補か。


日曜日
3Rサバイバルボス ☆
 ここまで3戦しているが、6着が最高着順。現状ではもう少し力を付けないと…。前走ハイレベルの新馬戦で3着だったキャルベイ、使いつつレース内容が良くなっているエメラルホープ、前走の末脚が目立っていたチョーズンワンが上位候補か。

5Rボウイッシュ ☆☆
 近2走、勝ち馬に離されてはいるが、直線での末脚は上々。中山替りは好材料で、展開ひとつで上位食い込みがあっても。立て直して好仕上がりのミスミルドレッド、前走は一旦先頭に立ち勝ちに等しい内容だったプモリテソーロ、叩いて調教の動きが良くなったクラウンフォースが上位候補か。

6Rサザンレインボー ☆☆☆☆
 前走は太目残りだったが、先手を奪うとそのまま押し切り好時計で未勝利勝ち。休み明けになるが最終追い切りの動きは上々。昇級でも上位争い可能。近走安定しているエンプティチア、前走メドの立つ内容だったパルディエス、ソエが治まり好仕上がりのメモワールミノルが強敵か。
7Rコンダクトレス ☆☆☆
 前走は少頭数で相手に恵まれた感はあるが、当日輸送の中山だと大きく体が減らず能力を発揮できる。一息入ったが中間の調教量は十分で仕上がり良好。展開ひとつで今回も好勝負できても。長く脚をいい脚を使えるホクセンジョウオー、堅実なアストラサンタン、中山替りは好材料のシングフォーユーが強敵か。

9Rギャラッド ☆☆☆
 近2走は案外だが、2200メートルは現状では若干長かったか。3走前にタイム差2着と好走した2000メートルに戻るのは好材料で、最終追い切りの動きも上々。変わる可能性は十分。中山は合っているモンテグロッソ、昇級初戦の前走で3着といきなりメドを立てたレッドサイオン、前走は復調を示す勝ち方だったエアジーンが強敵か。

10Rシャイニービーム ☆☆
 前走は直線で鋭い末脚を使い2着と好走。ムラ駆けでアテにしづらいタイプだが、末脚が生きる展開になれば再度上位争いも可能。叩いて動きが良くなったアストラエンブレム、オープン特別なら能力上位のジャンダルム、近走チグハグな競馬が続いているキャプテンペリーが上位候補か。

11Rフェルミスフィア ☆☆☆
 前走は勝ち馬の決め手に屈したが、直線では一旦先頭に立ち能力を示した2着。競馬センスの良さは大きな武器で、今回も上位争い可能。前走楽勝だったバルトリ、立ち回りが上手なインターミッション、一戦毎に地力を付けてきたビッククインバイオが強敵か。

<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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