【高松宮記念】(9)タワーオブロンドン 逆転へ上昇「余計な力み消えた」

[ 2020年3月29日 05:30 ]

 タワーオブロンドンは中京競馬場に到着後、どっしりと落ち着いた雰囲気で馬房に入った。青野助手は「渋滞もなく順調に来られました」と明るい。レコードVが2回あり、良馬場が理想のタイプ。やや重までしか経験がなく「道悪は走ったことがない。どう出るかな。でも、みんな同じ条件なんで」と話していた。

 前走・オーシャンS(3着)はまさに叩き台といったレースぶりで、道中で行きたがった分だけ直線の伸びを欠いた。藤沢和師は「使ったことで余計な力みがなくなった。前走は少し体に余裕もあったけど、スッキリしてきたよ。使い込んで結果を残してきた馬だからね」と、この中間での急上昇を伝える。前走は勝ったダノンスマッシュより2キロ重い58キロを背負っていたが、G1のここで重量は同じに。大型馬だけに中山から広い中京に替わるのも歓迎。逆転の要素は十分すぎるほどにそろっている。

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2020年3月29日のニュース