【日経賞】スワロー 春天弾みV!「まだまだ課題」余力残しで重賞3勝目

[ 2020年3月29日 05:30 ]

<日経賞>ゴール前の追い比べから抜け出しレースを制したミッキースワロー(左から2頭目)(撮影・郡司 修)
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 ペースが上がった4角。勝負どころで馬群の外からロングスパートに入ったミッキースワローの鞍上で横山典は勝利を確信していた。「前走(AJC杯4着)は故障馬のあおりを受ける不利があっただけに、“スムーズに乗ろう”と心掛けた。今回はいつも通りのこの馬の競馬で、力通りの結果になった」。名手の絶妙エスコートに導かれ、スワローは急坂を上り切って堂々と先頭。粘り込みを図るスティッフェリオ、外から追い込むモズベッロの間を割り、吹きつける強風を切り裂いて突き抜けた。

 ウイナーズサークルで人馬を笑顔で出迎えた菊沢師は「前回はアクシデントに泣いたので勝てて良かった」と安どの表情を浮かべた。春の大目標は予定通り、天皇賞・春(5月3日、京都)。「馬の状態を見ながらになるが、そこへ向かえるように調整していきたい」と気を引き締めた。

 3つ目の重賞タイトル。充実期を迎えたからこそ、名手は「余力があるのに一生懸命走らなかったり、1頭になるとフラフラ走るところがあって、今日もヒヤヒヤした」と注文も忘れない。指揮官も「精神面などまだまだ課題はある」と口をそろえる。余力を残して2着に1馬身1/4差の完勝なら…。無限の可能性を感じさせるベテランホースが春の大一番の主役候補に躍り出た。

 ◆ミッキースワロー 父トーセンホマレボシ 母マドレボニータ(母の父ジャングルポケット)牡6歳 美浦・菊沢厩舎所属 馬主・野田みづき氏 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績19戦5勝 総獲得賞金3億1978万8000円。

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