【毎日王冠】キングリー威風堂々!成長見せた12秒0

[ 2019年10月3日 05:30 ]

デュアルマンデート(左)と併せ追い切るダノンキングリー(撮影・郡司 修)
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 東京開幕週を飾る「第70回毎日王冠」(6日)の追い切りが2日、美浦、栗東両トレセンで行われ、今年のダービー2着馬ダノンキングリーが成長を感じさせる走りを披露。秋始動レースへ万全の態勢を整えた。

 ひと夏の成長ぶりをアピールするストライドだ。初秋の柔らかい陽光に包まれたポリトラックでダノンキングリーの黒鹿毛が弾む。デュアルマンデート(4歳1勝)の6馬身後方から差を詰めて迎えた直線。手綱を押さえたまま一瞬で内から並びかけ、造作もなく併入に持ち込んだ。

 「動きは良かったし、ここまで順調に来ている。春よりは多少しっかりしてきた」と萩原師はコメントしたが、“多少”の成長とは謙遜だろう。9月19日の2週前追い切りでダービー以来4カ月ぶりに騎乗した主戦・戸崎は「数字には表れない部分が立派になっている。芯がしっかりして力強さが出てきた。落ち着いてどっしりしているし、心身とも成長した。いい感じでひと夏越せたと感じる」と乗り味の変化を指摘する。

 春は皐月賞3着、距離が不安視されたダービーも首差2着まで差を詰めた。今度は後にNHKマイルCを制したアドマイヤマーズに完勝した共同通信杯と同舞台。「春は悔しい競馬ばかりだったのでどこかでタイトルを獲りたいし、G1を勝つチャンスは巡ってくる」と期待を寄せていた。

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2019年10月3日のニュース