【凱旋門賞】ギャンブル大国英国で“犬券”勝負

[ 2019年10月3日 08:00 ]

ユーロトンネル~英、仏の決戦前風景~(3)

ブックメーカーで購入した馬券ならぬ犬券
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 英国は世界有数のギャンブル大国。ニューマーケットにもブックメーカーが軒を構える。わずか数百メートルのメインストリート沿いに、確認できただけでも5店舗。狭い店内には10を超えるモニターがあり、英国全土の競馬を生中継。さらにドッグレース、CGを使ったバーチャルレースも映し出され、ほぼ2~3分おきに何かのレースが発走する。

 投票は単複のみで、メモ帳のような白い紙にペンで場名、発走時刻、馬名、金額を書き込む。その紙のコピーが馬券代わり。せっかくなので日本にはないドッグレースを購入。6頭立て。パドックらしき映像で“犬っぷり”を確認し、3レースほど“犬券”勝負したが、あえなく撃沈された。その後、本業の競馬にスイッチして何とかチャラまで戻した。払い戻しを受けていると、高齢の馬券オヤジが「グッドラック」。日本から凱旋門賞の取材に来たと告げると「日本馬はよく知らないが、勝つのはエネイブルだよ」とドヤ顔。口笛を吹きながら去っていった。 

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