【凱旋門賞】キセキ、雄大フットワーク披露!スミヨン「奇跡起こす」

[ 2019年10月3日 05:30 ]

レゼルヴォワの直線芝コースで、スミヨンを背に追い切ったキセキ(C)JRA
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 フランス滞在中のキセキが2日に追い切りを行い、臨戦態勢を整えた。レゼルヴォワの直線芝コースを単走。終始馬なりのまま、キセキらしい雄大なフットワークで駆けた。

 前哨戦の完敗(フォワ賞3着)によって、多くの競馬ファンが“キセキの好勝負は難しい”と思っているはず。しかし、この男は違った。フォワ賞に続いて手綱を取るスミヨン。先週に続き、自ら志願して最終追いにも騎乗し「とてもいい状態。フォワ賞の前に乗った時よりも進化していますね」と好感触を口にした。

 「エネイブルは勝つための条件を全て持っているから、勝つことは難しい。でも(12年に)僕が乗ったオルフェーヴルがソレミアに負けた時、誰もソレミアが勝つとは思ってなかったでしょ。今度は僕がソレミアになりたい。その名の通り、奇跡を起こしてくれると期待しています」

 03年にダラカニ、08年にザルカヴァで凱旋門賞を制した名手中の名手。その手腕に全てを託そう。

 ▼角居師 スミヨンから追い切りに乗りたいという希望が出たので、「状態を確かめる感じで乗ってほしい」とオーダーしました。状態は上がっているという感触があります。レースでは目標になりたくないので、逃げてくれる馬がいれば理想的ですね。

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