競輪がシステム障害で3、4日の全レース中止

[ 2019年10月3日 22:30 ]

システム障害が告知された場外車券売り場の「ラ・ピスタ新橋」
Photo By 共同

 競輪を統括するJKAは3日、システムの障害のため同日の松戸、西武園、伊東温泉、豊橋、小倉、別府の6競輪場の全レースを中止し、4日に行われる予定だった全てのレースも中止すると発表した。4日は函館、富山、玉野、武雄が第1日だった。3日のレースの車券は全て返還となった。

 JKAによると、オッズデータの提供、競走成績、番組編成などの入力処理ができなくなったという。出走表の確定もできない状況になった。

 松戸、函館、富山、玉野、武雄はいずれも順延で5日に開幕し、西武園、伊東温泉、豊橋、小倉、別府は打ち切り。

 システム障害による大規模な中止は、2011年12月7日に松山の全レース、ほかの14カ所が途中で取りやめになった例があるが、JKAによると2日間にわたり大きな影響が出るのは初めて。

 JKAの笹部俊雄会長は「多大なるご迷惑をお掛けしましたことを心から深くおわび申し上げます。今後、このような事態が発生することがないよう、業界をあげて再発防止に努めてまいります」とコメントした。

続きを表示

2019年10月3日のニュース