【宝塚記念】出走唯一の牝馬リスグラシューがV!G1・2勝目

[ 2019年6月23日 15:43 ]

<阪神11R・宝塚記念>直線一気に抜け出したレーン騎乗のリスグラシュー(左)が戴冠(撮影・長嶋 久樹)
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 上半期の競馬を締めくくる春のグランプリ「第60回宝塚記念」(G1、芝2200メートル)が23日、阪神競馬第11Rで行われ、レーン騎手騎乗の唯一の牝馬リスグラシュー(5歳=矢作厩舎)が優勝した。牝馬の優勝は16年のマリアライト(5歳)以来4頭目。牝馬1頭だけ出走の優勝は66年のエイトクラウン以来だった。

 勝ったリスグラシューは父ハーツクライ、母リリサイドという血統。

 リスグラシューは逃げたキセキを2番手で追走。直線に入り、キセキをかわすとそのまま突き放しての快勝だった。勝ちタイムは2分10秒8。3馬身差の2着にはキセキが粘り、さらに2馬身差の3着にはスワーヴリチャードが入った。

 鞍上のレーンは先月のヴィクトリアマイル(ノームコア)に続いて中央G1・2勝目。管理する矢作師は中央G1通算7勝目で今年はオークス(ラヴズオンリーユー)に続き2勝目。

 ファン投票1位のアーモンドアイ(牝4=国枝厩舎)が出走回避したが、G1馬6頭が出走。V争いは混とんとしていたがリスグラシューが優勝し春のドリームレースを締めくくった。秋のG1は9月29日の秋の最速馬決定戦・スプリンターズS(中山、芝1200メートル)からスタートする。

 ▼レーン騎手の話 完璧な仕上がりの馬に乗せてもらった。厩舎に感謝したい。好スタートだったので、先頭に立つか悩んだが、流れの中で(2番手で)大丈夫だと判断した。直線に入って、能力の高い馬が後方にたくさんいることは意識したが、自分の馬も手応えがすごく良かったので自信があった。すばらしいレースに参加でき、たくさんのファンの前で騎乗できて感謝しています。ありがとうございます。また来ます。

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