【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】23日東京8R 覚醒した素質馬ライルが1勝クラスも楽々突破

[ 2019年6月23日 08:00 ]

 土曜の当欄で取り上げた東京5R新馬戦の◎ブルトガングは、期待通り、いや期待を上回る勝ちっぷりを披露してくれた。スタートダッシュはひと息、道中は鞍上のルメールが終始促しながらの追走だったが、直線でエンジンが掛かると圧巻の伸び。まるで他馬が止まって見えるような加速で楽々と4馬身突き抜けた。スピードが勝ったタイプの全姉グランアレグリアとは明らかにタイプが違うが、こちらも性能の高さは相当なもの。粗削りな勝ちっぷりだからこそ、余計に非凡な将来性を感じさせた。

 本日の当欄でプッシュするのは、ブルトガングと同じ手塚厩舎が送り出す3歳の期待馬。東京8Rで2勝目を狙うライルに、紙面では自信の本命印(■)を打った。こちらは17年阪神JFを制したラッキーライラック(父オルフェーヴル)の半弟にあたる良血ディープインパクト産駒。デビュー3戦は全て1番人気で勝てなかったが、4戦目の前走でついに覚醒。3角先頭から直線で後続をグイグイ突き放し、好時計で3馬身差の大楽勝だった。以前は地味だった稽古の動きが、この中間は格段に良化。前走以上の出来で臨めるのは確実で、秋が楽しみになるような連勝劇を期待だ。

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2019年6月23日のニュース