【アルテミスS】シェーン剛脚V!上がり最速でコースレコード

[ 2018年10月28日 05:30 ]

アルテミスSを制したシェーングランツ(手前)(撮影・郡司 修)
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 2歳牝馬G3「第7回アルテミスS」が27日、東京で行われ、6番人気シェーングランツが鮮やかな追い込みV。1分33秒7のレースレコードで重賞初制覇を飾り、阪神JF(12月9日)に名乗りを上げた。

 やや遅れ気味のスタートだったシェーンは4角を回り切った時点ではほぼ最後方。だが、そこから武豊が大外に持ち出すとエンジン全開。メンバー中最速の3F33秒8とディープインパクト産駒らしい末脚で先行馬群を一気にのみ込んだ。

 初コンビの武豊は「序盤は自分から走る気がない感じだったが、直線で外に持ち出すと走るフォームが変わった。最後は凄い脚。さすがは藤沢厩舎の馬ですね」と驚嘆。藤沢和厩舎の管理馬ではダンスインザムードの04年桜花賞以来、14年ぶりの重賞Vとなった。

 藤沢和師は「忙しい競馬だったが、追い込んでの脚は良かったね」と称賛。半姉は阪神JF、オークスを制したソウルスターリング。師は「タイプが違うけど素質は高い」と評する。次走は阪神JFへ。G1が重賞初Vだった姉より、ひと足早くタイトルを手にして、今度は暮れの大舞台で姉妹制覇を狙う。

 ◆シェーングランツ 父ディープインパクト 母スタセリタ(母の父モンズーン)牝2歳 美浦・藤沢和厩舎所属 馬主・社台レースホース 生産者・北海道千歳市の社台ファーム 戦績3戦2勝 総獲得賞金3524万6000円。

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