【天皇賞・秋】レイデオロが平成最後の盾制す!ルメール3週連続Vで年間最多タイG1・6勝

[ 2018年10月28日 15:40 ]

<天皇賞・秋>鋭い末脚で1着となったレイデオロ(右)=撮影・小海途 良幹
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 G1馬7頭が激突するハイレベルな一戦となった「第158回天皇賞・秋」(G1、芝2000メートル)が28日、東京競馬11Rで行われ、C・ルメール騎手騎乗の昨年のダービー馬で2番人気のレイデオロ(牡4=藤沢和厩舎)が優勝。1歳上のマカヒキとのダービー馬対決を制し、G1通算2勝目を挙げた。

 先団を見る形で競馬を進めたレイデオロ。直線で外目に持ち出されると逃げるキセキ、追い込んでくるサングレーザーとの叩き合いを制し、先頭でゴール板を駆け抜けた。勝ちタイムは1分56秒8(良)。1馬身1/4差の2着にはサングレーザー、さらに鼻差の3着にはキセキが入り、4歳馬が上位を独占した。

 勝ったレイデオロは、父キングカメハメハ、母ラドラーダという血統。デビュー3連勝でホープフルS(当時G2)を制し、重賞初制覇。皐月賞は5着に敗れ初黒星を喫したが、続く日本ダービーを勝利。その後もジャパンC2着、ドバイシーマC4着など好走を続けていた。これが2つ目のG1タイトルで、通算戦績は11戦7勝。

 鞍上のルメールは節目の中央G1通算20勝目。今年6勝目となり、騎手のJRA・G1年間最多勝利記録(グレード制を導入した1984年以降)に並んだ。秋華賞(アーモンドアイ)、菊花賞(フィエールマン)に続き、自身2度目の3週連続G1制覇となった。管理する藤沢和師は現役最多の中央G1通算27勝目で今年は初勝利。

 昨年の牡馬クラシック3冠の勝ち馬3頭を含むG1馬7頭が集結した平成最後の天皇賞。近20年でG1馬が7頭以上出走したのは05年(勝ち馬ヘヴンリーロマンス)、09年(同カンパニー)、11年(同トーセンジョーダン)、17年(キタサンブラック)の4回のみだった。

 なお、8番のダンビュライトは馬場入場後に放馬し、競走除外となった。

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2018年10月28日のニュース