【チューリップ賞】ラッキーライラックが無傷4連勝 「確認」の先行策で圧勝「何も問題がなかった」

[ 2018年3月3日 16:08 ]

<阪神11R・チューリップ賞>石橋を背に抜け出したラッキーライラック
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 3歳牝馬クラシック第1戦・桜花賞のステップレース「第25回チューリップ賞」(G2、芝1600メートル)が3日、阪神競馬場11Rで行われ、石橋脩騎手騎乗の圧倒的1番人気・2歳女王ラッキーライラック(牝3=松永幹厩舎)が優勝した。これでデビューから無傷の4連勝。

 好スタートから3番手につけたラッキーライラック。手応え良く直線を向くと、石橋が手綱を抑えたまま先頭に。ラッキーライラックをマークするように直後につけていたリリーノーブルとマウレアが追いすがったが、あっさりと突き放した。勝ちタイムは1分33秒4(良)。2馬身差の2着はマウレア、さらに首差の3着にはリリーノーブルが入った。2、3着は入れ替わったが、昨年12月の阪神JFと同じ3頭で決着した。

 勝ったラッキーライラックは、父オルフェーヴル、母ライラックスアンドレースという血統。デビューから無傷の4連勝で重賞3勝目(うちG1・1勝)。2歳女王が貫録を見せる横綱競馬で桜の女王に堂々と名乗りを挙げた。

 「レースはゲートを出てから」と考えていたという鞍上の石橋は「トライアルってことで結果も大事なのですけど、こういう展開になったので先に(先頭に)躍り出たらどうなるかってところを学習させておきたかった、確認しておきたかったですね」と先行策の意図を説明。「何も問題がなかったです。成長も感じました」と笑顔を見せていた。

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2018年3月3日のニュース