武幸四郎師が初陣V!豊と兄弟“夢タッグ”で騎手時代に続きミラクルな船出「ホッとしました」

[ 2018年3月3日 10:04 ]

<阪神1R>武幸四郎調教師(右)に初勝利を捧げた武豊(左) 
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 3日の阪神競馬1Rの「3歳未勝利」(ダート1800メートル)で、これが初陣となった元ジョッキーの武幸四郎新調教師が管理する武豊騎手騎乗のグアン(牝3=父オルフェーヴル、母マルヴァーンスプリング)が優勝。騎手時代の初勝利が97年マイラーズCでの重賞Vだった“持っている男”が再びミラクルな船出となった。

 好スタートから2番手で競馬を進めたグアン。道中から行きっぷり抜群で、そのまま楽な手応えで直線を向くと、後続を突き放した。まさに危なげないレースでの圧勝劇だった。

 武幸四郎厩舎にとって注目の初戦。調教師初戦のレースからいきなり兄・豊と兄弟タッグを組むことでも話題に。「準備が忙しく、今までやることが多すぎて、それに追われる毎日でした。定年された先生からたくさんの馬を預かったし、しっかり調教したい」と語っていた新人トレーナーが最高のスタートを切り「ホッとしました」と安堵の表情。「とにかくレース前は無事に帰ってきてほしいなと思っていました」と調教師らしくレースを振り返った。

 勝ったグアンはデビューから3戦は芝で4→4→8着の成績。今回は初めてのダート戦だった。池江厩舎からの転厩馬で、幸四郎師も「オーナーと池江先生のご厚意で(転厩し)武幸厩舎の馬として出走します」と感謝していた。

 幸四郎厩舎は16馬房でスタートしスタッフは10人。初陣となる今週はグアンのほかにフォレストタウン(土曜阪神8R)、ミヤジタイガ(日曜中山4R)が出走する。

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