【鳥谷越・本社予想の稼ぎどころ】3日阪神11R 勝負仕上げのマウレアが桜花賞切符をきっちりゲット

[ 2018年3月3日 08:00 ]

 近年は春のクラシックに向けたローテーションが多様化していたが、今年は少し様相が異なっている。明日の弥生賞は10頭立てと少頭数も、現時点で世代最強クラスと思われる大物たちがズラリ集結。正直、本番の皐月賞前にぶつかってしまうのが惜しいと感じるメンバー構成になった。別路戦組にもっと強い馬がいる可能性もあるが、この弥生賞を制した馬が、皐月賞で1番人気に推される可能性が極めて高い。とにかく、注目度MAXの一戦だ。

 本日阪神競馬場で行われる桜花賞TRのチューリップ賞も、昨年暮れの阪神JF1〜3着馬がそろってエントリーしており、確実に本番へつながる一戦。紙面で予想の根拠を掲載していないだけに、当欄でこのレースを取り上げたい。◎はマウレア。デビュー2連勝後は3→5着と成績が下降線だが、阪神JFでの優勝馬との着差はわずかに0秒2。クイーンCは確勝を期して臨んだだけに物足りない0秒5差だったが、それまでの3戦とは全く異なる速い流れを好位で追走する形。外から終始かぶされる苦しい展開も考慮すれば、見直す余地は十分ある。ここで権利を獲得できないと本番への出走は黄信号とあって、今週は長距離輸送を控えながらも意欲的な最終追い切り敢行。メンコを外して闘争心を引き出す“勝負手”も打つ予定で、本領発揮を期待だ。

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2018年3月3日のニュース