【京都牝馬S】パンテール鬼脚さく裂!重賞連勝

[ 2018年2月18日 05:30 ]

横山典を背に大外から差すミスパンテール(手前)
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 「第53回京都牝馬S」は横山典騎乗のミスパンテールが重賞連勝を飾り、ヴィクトリアMの有力候補に浮上した。

 本格化を思わせる、強烈な差し切りだった。名手に導かれたミスパンテールは中団で流れに乗った。4コーナーでエスティタートがまくって出たが、慌てず騒がず。その外へ持ち出すと、ひと追いごとに伸びた。内から迫るデアレガーロを半馬身退けて快勝。

 24年連続重賞制覇とJRA重賞勝利単独2位(166勝)を同時達成した横山典は「上手に走ってくれて良かった。下(馬場)も悪かったせいかこの間ほど切れはなかったけど、頑張ってくれました」と相棒をねぎらった。昆師も「体と能力は合ってきている。あとは気持ちの部分」と話し、さらなるスケールアップを期待。「目標はヴィクトリアM(5月13日、東京)。そこまでに1走挟むかどうかは考える」とトレーナー。時に小雪がちらつく寒空の中、春の大舞台へ思いをはせていた。

 ◆ミスパンテール 父ダイワメジャー 母エールドクラージュ(母の父シンボリクリスエス)牝4歳 栗東・昆厩舎所属 馬主・寺田千代乃氏 生産者・北海道日高町の三城牧場 戦績8戦4勝 総獲得賞金1億1255万8000円。

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2018年2月18日のニュース