【大阪杯】不安一蹴!サクラアンプルール迫力満点12秒6

[ 2017年3月30日 05:30 ]

併せで追い切るサクラアンプルール(左)
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 【G1ドキュメント=29日】記者席でサクラアンプルールの調教を見ている高木はソワソワしていた。その原因は背後で双眼鏡をのぞき込む金成師。多分、記者陣の中で気付いているのは一番近くに座る自分だけ。「なんかイマイチな動きだな」などと誰かが言いだしたら…。“前と後ろ”が気になる中、Wコースでの追い切りが始まった。

 最終リハはマッチレスヒーロー(6歳オープン)との併せ馬。気性的な危うさも抱えるアンプルールだが、この日は僚馬の2馬身後ろでリラックスしている。内に進路を取った直線。いっぱいに追われると弾丸のような伸びで半馬身先着した。抜群の反応。やや重で計時したラスト1F12秒6は迫力満点だった。

 これなら大丈夫。誰にもいちゃもんなどつけられない。さぞ師もご機嫌だろうと近づくと「双眼鏡が曇ってよく見えなかったよ」とニヤリ。「予定通りできた。輸送もあるので全体時計はこれくらいでラストの1Fだけ。(馬場が)荒れている時間でこの時計ならちゃんと動けているね」と手応えありの口ぶりだ。

 デビュー3戦目でホッカイドウ競馬に移籍。北の地で2連勝を飾り中央に戻ってきたが、その後も1年半近く勝てなかった。それだけに並み居るG1馬たちを相手に2着に激走した前走・中山記念は感慨深いものがあった。「若いうちに無理をさせなかったからやっと花が開きつつある。まだ完成はしていないけど、レースセンスにあふれている。相手は続けて強いけど、いい経験になれば」と師。兄のサクラメガワンダーは同じ6歳時に金鯱賞を勝ち、宝塚記念2着と最前線で活躍。弟のピークが今年でも何の不思議もない。地方転厩も経験した馬が昨年の年度代表馬を破るシーン。高木のソワソワ感は、いつしか期待のこもったものになっていた。

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