【大阪杯】新設G1初代王者へ!キタサンブラック万全の態勢

[ 2017年3月30日 05:30 ]

CWコース併せ馬で順調な仕上がりをアピールしたキタサンブラック(手前)
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 今年からG1に昇格した「第61回大阪杯」の追い切りが東西トレセンで行われた。栗東では昨年の年度代表馬キタサンブラックが中間の猛稽古から一転、サラリと流した最終追い切りで万全の態勢を整えた。 大阪杯

 “年度代表馬”の勲章を引っ提げて迎えるキタサンブラックの今年初戦。「恥ずかしい競馬はできない」。武豊と清水久師は期せずして同じ言葉を口にした。

 最終追い切りまで攻め抜く必要はない。なぜなら中間はハードさを追求、既に体は仕上がっているからだ。そのハードさとは坂路3本乗りがある。3月は4、10、18日に一日3本の登坂を敢行。3本乗りといえばミホノブルボンで知られた、かつての戸山厩舎の「スパルタ調教」を思い出すが、ここ最近では聞いたことがない。44歳の若き指揮官はゾッとするほど肝が据わっている。「深い意味はないよ。鍛え上げてみたいから。もっとパワーアップさせようとする狙いかな」と受け流した。

 この日はCWコースで併走追い。アキトクレッセント(5歳1600万)を前に置いて、追走併入に持ち込む型通りのパターン。内に潜り込みほぼ同時にフィニッシュ。タイムは6F83秒7〜ラスト1Fは11秒9。気配優先にとどめたとすればラストは好タイムだ。

 キタサンブラックにとっては今年が現役ラストイヤー。目の前のレース全てで期待を懸けられる立場で、同時にフランスG1凱旋門賞の舞台も自身で手繰り寄せたい。そんな勝利の十字架を背負ってもいるのだ。「春3戦(大阪杯→天皇賞・春→宝塚記念)の内容次第で、秋(の路線)が変わってくる」というトレーナーの言い回しは海外遠征を見据えたニュアンス。「周囲が“日本代表として行かなアカンでしょう”と、そんな空気になるようになればね」と力を込めた。

 無論、武豊も同じ心境に違いない。「ファンの多い馬。勝つところを期待している人がいっぱいいると思う。大阪杯は新たにG1となったので、初代チャンピオンになってくれたらいい」と相棒を信頼。年度代表馬がモデルチェンジでなく、スケールアップしての登場だ。

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