エ女王杯本命は逃げ馬、走りに感動も結末は“トランプ”だった…

[ 2016年11月13日 16:53 ]

<京都競馬11Rエリザベス女王杯>首差でシングウィズジョイ(9)に勝利したクイーンズリング(右は3着のミッキークイーン)

 【馬券顛末記】朝から予感はあった。芝マイル戦で行われた4Rは幸騎乗のアロンザモナが逃げ切り勝ち。芝千八の8Rも武豊が“大逃げ”を打ち、押し切った。メインのG1・エリザベス女王杯も前残りがあるのではないか。

 154万馬券を手にした09年の再現を狙い、逃げ馬プリメラアスールを◎に指名。スタートを決めると、思った通りに先手を奪った。後続も絡んでこない。しめしめ。前半1000メートル通過は61秒8のスローペース。しめしめ。早めのロングスパートなら押し切れる!? 直線もしぶとく粘ってくれたが、ラスト4Fから1F11秒台連発のハイラップ決着に。最後は瞬発力の差で切れる馬に屈した。それでも、掲示板(5着)を確保した走りには感動した。だって、14番人気の単勝万馬券だったんだから…。

 レース取材を終えて記者席に戻ってくると、隣にいた先輩の仙波記者が言った。「やっぱり、トランプやったな」。1着“クイーン”ズリング、3着ミッキー“クイーン”。恐るべし、トランプ。(寺下 厚司)

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2016年11月13日のニュース