【オークス】マイネオーラム 前哨戦で驚異の伸び!兄の雪辱だ

[ 2014年5月21日 05:30 ]

TRで何とかオークス出走権を手に入れたマイネオーラムだが、一発の魅力を秘める

 今週は牝馬クラシック第2弾「オークス」が行われる。フローラS3着で優先出走権を得たマイネオーラムは、父・ステイゴールドから得た豊富なスタミナを武器に、一発を狙っている。

【オークス】

 これが血の成せる業か!?マイネオーラムの前走・フローラS(3着=13番人気)には驚かされたファンも多いはずだ。東京2000メートルで致命的不利な外寄り17番枠を克服し、必死に伸びて3着。オークスの優先出走権を何とか死守した。

 全休明けの20日、高橋博師は穏やかに切り出した。「出走権があるのと(賞金900万円の)5分の1の抽選ではえらい違い。前走はあの枠(17番)では正直駄目だと思っていた。諦めず、よく伸びてきた。おそらく、兄貴ほど道悪はうまくないだろうけど、競って強そうなところは似ているでしょうね」。

 指揮官が引き合いに出した“兄貴”とは、2歳上の半兄コスモオオゾラ(父ロージズインメイ)のこと。12年弥生賞で同厩舎の平地重賞初制覇をもたらし、皐月賞(4着)やダービー(6着)でも頑張った。昨年8月の新潟新馬戦(6着)でデビューした妹も派手さはないが、地道に力を付けた。

 師は「ハマるかハマらないかというタイプではなく、常に自分の力は出す馬。全然駄目というレースがない」と目を細める。

 前走が昨年9月芙蓉S(4着)以来の騎乗となった松岡も「体がだいぶしっかりしてきていた。距離はもっと延びてもいい」と“本番”の手応えをつかんでいる。

 桜花賞よりオークスに照準を合わせ、1800~2000メートルを重点的に選択。マイル中心に使ってきたライバル陣にはない強みがそこにある。「やっぱり、ハープスターは後ろから飛んでくるんでしょうね。その鐙(あぶみ)を抑えることができたら、止めることもできるけど。体調は申し分ないので、この馬の持ち味を生かして、頑張ってくれれば」。あくまでも無欲の指揮官の口ぶりに、不気味さが漂う。

 勝負事は運も大切。背水の陣でつかんだ出走権は無駄にできない。オルフェーヴルを筆頭に強じんなスタミナが武器のステイゴールド産駒。兄が果たせなかったクラシック制覇の夢が、オーラムの根性に託されている。

続きを表示

「2019 菊花賞」特集記事

「富士S」特集記事

2014年5月21日のニュース