桂文珍、恒例独演会今年も開催決定 芸歴55周年「落語に恋してます。ウケてもウケなくてもかわいい」

[ 2024年5月16日 11:17 ]

「芸歴55周年記念 吉例88 第42回桂文珍独演会」の会見に登場した桂文珍
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 落語家の桂文珍(75)は16日、大阪ミナミのなんばグランド花月(NGK)で「芸歴55周年記念 吉例88 第42回桂文珍独演会」の発表会見に登場。「55年も経ちました。ハハハと笑いにかけて8月8日に固定。明るく、楽しい1日になればいいと思います」と意気込みを語った。ゲストは柳家三三(49)。

 NGKの風物詩となった恒例行事。今年は3席を予定。1本は新作で、人間とAIとの共生、動物と人間との共生がテーマで現在作成中だ。AIについては「時代の変化が激しく、チャットGPTがスピードアップして、会話ができる。芸の世界にも徐々に影響を与えてくる」と警戒しながら「適応を真剣に研究している」そうだ。ただ、AIが多数の情感を捉えるのは難しいと分析。「我々はアナログですが、古いほど生き残れると思います」と語った。

 古典では「雁風呂」を予定。「空飛ぶ雁の噺。“秋は来て春帰りゆく雁(かりがね)の羽がい休めぬ函館の松”という古歌がありまして…」と詳しく説明した。もう1席は「最後は軽く楽しく笑っていただけるように」と3席を並べる。

 33歳で始めた8月8日の独演会。「通り過ぎた信号の色を思い出しても仕方ない。前だけを向いてます」と常に向上心旺盛で「ああしたい、こうしたいという落語欲が出ます」という。「趣味を維持するためにも働かなければならない」と飛行機の操縦、乗馬、ゴルフなどプライベートを充実させることがモチベーション。「落語に恋してます。新しいネタに出会うと新しい恋をして。ウケてもウケなくてもかわいい」と目を細めていた。
 

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