ラフ次元(2)梅村 日本一漫才うまい英語塾講師は合格請負人!?「“ドラゴン梅”と呼んでください」

[ 2024年5月16日 11:20 ]

英語の塾講師も務める「ラフ次元」の高村賢太郎(左)と空道太郎
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 結成16年目以上の漫才コンビによる「THE SECOND~漫才トーナメント~」のファイナルが18日(19時よりフジテレビ系で生放送)に行われる。決勝にコマを進めた「ラフ次元」のツッコミ担当・梅原賢太郎は実にユニークな経歴。実家は裕福、カナダへ留学経験があり、今も英語の塾講師で、加えて芸能界屈指の雑学王。その魅力に迫った。(取材・構成 江良 真)

【ラフ次元インタビュー(2)】

◆実家にゴールデンレトリバー22頭!それでも「金持ちと気づかなかった」◆

 ―梅村さんはプライベートでもとてもユニークですよね。まず、家がとても大きいと聞きました(笑い)。

 梅村「これ本当なんですけど、自分が金持ちって気づかなかったんです。奈良の村みたいなところで、周りもそんな家ばっかりやったし、大阪にもほとんど行かなかったんで」

 ―しかし、ゴールデンレトリバー22匹はなかなか飼えない(笑い)。

 空「しかも、そんなおいしいネタ、しばらく教えてくれなかったですからね」

 梅村「まあ、ちょっと多いかな?とは思ってた」

 ―英語も堪能。

 梅村「英語はね、芸人になりたいと思ったときに、何か武器が必要かなと思ったんです。クラスでも特におもしろい方ではなかったし、だから留学したというのはありますね」

 ―英語の塾講師もそういう意味だったのですか?

 梅村「いや、これは違う理由です。芸人になったらネタもつくらなあかんし、付き合いもいろいろあるやろうし、時間が足らへんようになるなーと思って。だから一番短い時間で最大限の収入を得るとなったら、塾講師のバイトが一番効率がええなと思ったんです。1時間で数千円、2回入ったら1万円になるときもあったんで、それで選びました」

 ―今もやられているんですか?

 梅村「ちょこちょこお手伝いで。何とかお笑いだけで食べていけるようにはギリギリなったんですけど、お世話になっているところで家庭教師のようなこととか、塾のお手伝いとか、それこそ吉本から英会話のイベントをやってみませんか、というのもあるんで、それで行ってますね」

 空「お世辞抜きで能力が単純にすごいですね。英語をしゃべれる。あと、雑学がすごいんですよ。それをおもしろく聞かせるプレゼン能力、説得力という部分は芸人の中でも群を抜いていると思いますね。あと、やっぱりツッコミのキレがいい。ただ怒鳴るだけではなくて、パワーを感じるツッコミは意外といないんですよ」

◆芸能界屈指の雑学王!!すぐに披露できるネタ300以上◆

 ―雑学をたくさん知っていらっしゃるというのはYouTubeなどでよく目にするのですが、そもそも、どうやって覚えられるんですか?

 梅村「芸人同士で飲みにいったときとかのネタ振りなんですが、一応気になることを単語とかでメモってるんです。だいたい、300くらいあるのかな?それを、みんなの前で披露して、だんだん体になじませていくと、自然と覚えるようになってくるんですよね。例えば除湿機と加湿器で、なんで“き”の漢字が違うかわりますか?」

 ―……

 梅村「これ、単純な構造か、複雑な構造かの違いなんです。加湿器は水分を出すだけやから簡単なんで“器”。でも、除湿機は空気中にある水分だけを取らないといけないから、なかなか大変で、けっこう難しい構造になってるんです。だから“機”」

 ―なるほどー。

 梅村「なんとなく聞いてドキッとしたりしたらメモるんです。それと、なんか推理できるものが好きで、勉強できる子ができなくって、全然勉強してない子がポンと思いつくような感じがいいですね。楽しいじゃないですか。できる子にも全然でけへんやないか、とかイジれるし、できたらできたでスゲーってなるし、素っ頓狂なこと言ったら、おもろいし。いろんな話がみんなでできる」

 ―そのへんは塾講師目線なんですね。

 梅村「知識問題よりも、知らんのに答えられる問題のほうが、授業受けてる子たちも平等に楽しいですから」

 ―けっこう笑いが絶えない授業?

 梅村「でも、生徒の志望校には合格させたかったので、ここの大学受かりたいのなら、これをやってきたら大丈夫。やってきたら受かるし、やれへんかったら落ちるから任せるわ、という感じでした。親御さんにも言ってました。これやらんかったら落ちますって」

 ―ドラゴン桜みたいですね(笑い)。

 梅村「ハハハハ。いえ、ドラゴン梅と呼んでください(笑い)。桜と梅の違いって分かります?」

 ―え?

 梅村「(笑い)花びらの先っちょがパカッと分かれているほうが桜で、丸いほうが梅なんです」

 ―ああ、そういえば。

 梅村「桜は“散る”って言うんですけど、梅は“こぼれる”って言うんです」

 ―ほんと、続々と出てきますねえ(笑い)。恐れ入りました。

 梅村「ありがとうございました」=終わり   

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