タカアンドトシ、奈良での30周年興行発表 関西舞台の思い出は「弁当のふた開ける音だけ…トラウマに」

[ 2024年2月22日 15:29 ]

「タカアンドトシ結成30周年記念興行 道産子お笑いフェス」の発表会見に登場したタカ(左)とトシ
Photo By スポニチ

 お笑いコンビ「タカアンドトシ」のタカ(47)、トシ(47)が22日、大阪市内で「結成30周年興行 道産子お笑いフェス奈良」(3月24日、生駒市・たけまるホール)の発表会見に登場。「30年はあっという間だった」とタカ。「北海道の笑いを観られます」とトシはPRした。

 札幌・西岡北中の同級生の2人。別々の高校に進学したが、高校3年の94年5月に吉本興業の札幌事務所オーディションに参加。同12月に合格し、高校卒業後にプロ活動開始。札幌吉本の1期生となり、今年コンビ結成丸30年を迎える。

 昨年8月の札幌、今年1月の福岡に続いて奈良での記念イベント開催。札幌時代に最初にお世話になったのが札幌吉本の所長だった木山幹雄氏(71)だ。木山氏は現在、たけまるホール・エグゼクティブプロデューサー。その縁で、お笑いの街・大阪でなく、隣接する奈良・生駒での開催が決定した。

 「最初は奈良?ってビックリした」とトシ。「(錦鯉の)長谷川も20何年かぶり。せっかくだし、皆で会いたかった」とタカも楽しみにしている。奈良には営業で訪れたぐらいで「高校の修学旅行で行った。印象?鹿かな」とタカ。「大仏。そのイメージしかない」とトシも苦笑いだ。

 2人は02年4月に東京へ移籍。04年にM-1グランプリ決勝進出(4位)を果たした。コンビ30年間の一番の思い出として「ラストイヤーの04年準決勝の舞台。お客さんがウェルカムで“行ける”と応援してくれた」とタカはその会場の空気感を今も忘れていない。ただ、本番の決勝は「緊張でほとんど覚えてない」そうで「リハの後、タカが1人で酒を飲みに行ったのには驚いた」ということだけが記憶にあるぐらいだ。

 デビュー当時に出た梅田花月の舞台の思い出。「18歳で。客席は10分間、笑いが1個もなかった。弁当のふたを開ける音だけ。それでトラウマになってた」とトシ。「(心斎橋筋)2丁目劇場の方がきつかった。皆、パンフレットを見てずっと下を向いてて頭しか見えなかった。1週間、つらい思い出です」とタカも笑いの本場の厳しさを知ったそうだ。

 その後、東京で知名度を上げ、現在は月に1回、なんばグランド花月(NGK)の舞台を踏むようになった。会見前に「きょうはいいお客さんでした」とトシもホッとした顔。30周年のご褒美を「皆におめでとうと言われたい」とタカ。「無事に30年を迎えられたことがご褒美です」とトシが締めくくった。

 イベント当日は各組10分のネタと、ゲームコーナーなど。ゲストは錦鯉、ペナルティ、EXIT、トム・ブラウン、とにかく明るい安村(41)の5組。錦鯉の長谷川雅紀(52)、EXIT・兼近(32)、トム・ブラウンの布川ひろき(40)、みちお(39)、が札幌市出身。ペナルティ・ワッキー(51)が釧路市生まれ、安村が旭川市出身と、コンビの両方か片方が北海道にゆかりがある。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2024年2月22日のニュース