松坂桃李 6年ぶり時代劇 主演映画「雪の花―ともに在りて―」来年1月公開

[ 2024年2月22日 07:00 ]

映画「雪の花-ともに在りて-」に主演する松坂桃李(中央)と共演の役所広司(右)、芳根京子
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 俳優の松坂桃李(35)の主演映画「雪の花―ともに在りて―」(監督小泉堯史、来年1月24日公開)が製作された。

 故吉村昭氏の歴史小説が原作で、松坂にとって6年ぶりの時代劇。江戸時代末期を舞台に数年ごとに大流行して多くの命を奪った天然痘と闘った町医者の実話を描く。「わからないもの程怖いものはない、そんな未知の病と戦った一人の町医者が繋いだ希望。懸命に命と向き合う姿を作品を通して観ていただきたい」と力を込めた。

 撮影は昨年10月下旬~12月中旬に福井ロケを中心に、京都や石川、滋賀で実施。小泉監督は故黒澤明監督の愛弟子で、師から受け継いだ技法で「蜩ノ記(ひぐらしのき)」「峠 最後のサムライ」など重厚な物語を描き出している。デジタルが全盛の時代だが、今作も全編フィルムを使い、長回しも多用した。

 松坂は「真田十勇士」「居眠り磐音」に続き3作目の時代劇で、小泉組に初参加。「非常に身が引き締まる思いです。小泉監督のもとで演じさせてもらえるということが、僕にとっては非常に光栄でした」と語る。

 共演は役所広司(68)と芳根京子(26)。役所は主人公に天然痘の絶対確実な予防法を教える京都の蘭方医役。「主人公は本当に心の澄み切った青年で、松坂くんにぴったり。今の時代があるのも、色々な人たちが命をかけて頑張った結果なのだろうなと、映画を通して感じていただきたい」と呼びかけ。芳根は主人公を支える妻役で、「殺陣や太鼓、調薬など撮影前から毎日必死に役作りを準備してきましたが、時間をかけた分より丁寧に演じられた」と手応えを語っている。

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