「百円の恋」中国版が大ヒット!興収570億円突破、日本映画リメイクの最高興収記録を達成

[ 2024年2月19日 18:00 ]

湖北省で舞台あいさつするジャー・リン
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 2014年12月20日に封切られた安藤サクラ(37)主演の映画「百円の恋」(監督武正晴)をリメイクした中国映画「熱辣滾燙」が2月10日の公開初日から8日間で興行収入約544億8000万円を記録。「ザ・マジックアワー」(興収約533億8000万円)を抜いて中国でリメイクされた日本映画の最高興収記録を達成した。18日現在、約570億8000万円まで数字を伸ばしている。オリジナル版を製作、配給した東映と東映ビデオが明らかにした。

 足立紳氏(51)の脚本を武監督が映画化した「百円の恋」は不器用でどん底の生活を送っていた女性が、ボクシングと出合って変化していく姿を描いた。安藤の熱演もあって、第39回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、最優秀脚本賞など、国内外合わせて21個の映画賞に輝いた。

 中国版には足立氏、武監督、プロデューサーの佐藤現氏が「監修」として参加。中国を代表するコメディエンヌである女優ジャー・リンが主演し、自ら監督も務めた。

 足立氏は「外国でリメイクされるなど当たり前ですが1ミリも思っていませんでした。しかもそれが大ヒットなんて夢のようです。昨年、撮影現場を訪れた時のジャー・リンさんはとてもまぶしくてカッコ良かったです」、武監督も「大ヒットおめでとうございます。我が事のように嬉しいです。公開10年後の嬉しいニュースに、観ていただいた中国のお客様に感謝です。中国スタッフ、キャストの皆様に深謝です。特にジャー・リンさんの勇気と情熱に拍手です」とコメントを寄せた。

 春節(中国の旧正月)に熱烈に迎えられ、中国全土で大旋風を巻き起こしている「熱辣滾燙」、今後の展開からも目が離せない。ちなみに現段階では日本公開は未定で、それがちょっと残念だ。

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