「箱男」に歓声と称賛の拍手 石井監督「今回の映画を非常に気に入っている」 ベルリン映画祭

[ 2024年2月19日 05:30 ]

ベルリン国際映画祭のレッドカーペットで撮影に応じる「箱男」の(左から)浅野忠信さん、永瀬正敏さん、石井岳龍監督、佐藤浩市さん=17日、ベルリン(共同)
Photo By 共同

 ドイツで開催中の第74回ベルリン国際映画祭で、話題作を取り上げるベルリナーレ・スペシャル部門に出品されている「箱男」(石井岳龍監督)が17日(日本時間18日)上映され、会場は歓声と称賛の拍手に包まれた。

 安部公房の小説が原作。段ボール箱をかぶって暮らす「わたし」と、彼の存在を追う無免許の医者らが入り乱れる物語で、永瀬正敏(57)、浅野忠信(50)、佐藤浩市(63)らが出演。

 1997年にドイツとの合作映画として製作が決まったが、撮影が始まる前日に資金の問題などで中止になっていた。上映後の質疑応答で石井監督は「時代が『箱男』に追いついた気がする。今回の映画を非常に気に入っている」と話した。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2024年2月19日のニュース