大島美幸「イヤなヤツのために終わらせるなんて考えないで」 小学生時代の壮絶ないじめ体験明かす

[ 2024年2月17日 17:02 ]

森三中の大島美幸
Photo By スポニチ

 お笑いトリオ「森三中」の大島美幸(44)が17日、テレビ朝日「中居正広の土曜日な会」(土曜前11・30)にVTR出演。小学生時代に受けた壮絶ないじめ体験を赤裸々に語り、現在いじめられている子供たちへメッセージを送った。

 “芸能人がウン十年ぶりに登校する”という番組の新企画で地元の栃木県大田原市へ里帰り。当時の通学路を歩きながら、かつての母校を回った。

 そのなかで、バス停に差し掛かった時だった。「バスの運転手さんがイヤなヤツで。私のことを“ジャンボ”って呼び始めたんですよ。“お!ジャンボ!”って。“えっ?私?ジャンボ?”って思って。今だったらマジで怒られますよ」と、小学生時代に大人から浴びた心ない言葉をまずは明かした。

 さらに田んぼ脇の通学路を歩いている時には「静かで引っ込み思案でしたね。今も引っ込み思案なんです、こう見えて。引っ込み思案だからいじめられた…みたいなところもありますね」と小学生時代のいじめ体験を告白。同級生の男子から、たい肥がまかれた冬の田んぼに突き落とされたことがあり、両親、祖父母らに心配をかけたくないと帰宅前に必死で手袋を洗うもにおいが取れなかったこと、家族には楽しかったことだけを報告していたことなどを明かした。

 「涙を流しながら帰るのって苦しいですよ。でも、そういう子は今もね、きっといるんだろうなって思いますけどね…うん」。

 当時通っていた小学校の校庭では「ここ、昔、砂場だったんです。ここですよ、事故現場」と報告。「私が裸にされて土に埋められた現場です」と衝撃的ないじめ体験を明かした。

 ある時、当時砂場だったその場所で、「スゲー掘ってる子たちがいっぱいいるなと思ったんです。そしたら“ヨーシ!オッケー!”みたいになって。“じゃあ、連れて来て!”って。で、脱がされて土に埋められるっていう…。でも、みんな笑ってんっスよ。“なんで笑うの?”ってここで言ったんです、友達に。“なんで笑うの?”って言ったら“泣くと面白いからだ”って言われたんです。そこからです、私の芸人人生の始まりは。笑われてるんじゃない、笑わせてるんだ…に変換したんです。そしたら、とても楽になりました。もしかしてそれが現実逃避だったのかもしれないですけど、ワタシ的には凄く楽になりました」。

 当時は、ともにビートたけし(77)の冠番組である「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」や「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」などのバラエティー番組が大好きだったそうで「本当にこれに助けられました。同じようなことされてる。でもメッチャ面白い。プロって凄い」と芸人を目指すきっかけになったのだという。

 壮絶な過去を笑いに変え、人気芸人として活躍する現在の大島。2002年には放送作家の鈴木おさむ氏(51)と“交際0日婚”を果たし、15年には一人息子という“宝物”も出産している。

 子供時代の喜怒哀楽全てが詰まっているという通学路を歩いたあと、大島は現在いじめに遭っている子供たちにメッセージ。「今ね、テレビの向こう側でもしかして苦しんでいる子たちもたくさんいると思うんですけども。そんなイヤなヤツのために(人生を)終わらせたり、そういうことはもう絶対に考えないでほしいし。未来はもっとひらけていて、そこ(現時点)だけじゃないし。今ここ(底辺)だとしたら、もう上がるだけなので。きっと(未来は)楽しいと思います」と力強く語った。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2024年2月17日のニュース