ダチョウ倶楽部の2人が元リーダー南部虎弾さん追悼 肥後「パワフルでめちゃくちゃで天才で鬼才な芸人」

[ 2024年1月21日 17:56 ]

ダチョウ倶楽部の(左から)寺門ジモン、肥後克広
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 パフォーマンス集団「電撃ネットワーク」の南部虎弾(なんぶ・とらた、本名・佐藤道彦=さとう・みちひこ)さんが20日午後11時55分、脳卒中のため都内の病院で死去した。72歳。山形県出身。葬儀・告別式は近親者のみで行う。後日お別れの会を予定している。南部さんが結成メンバーだったダチョウ倶楽部の肥後克広(60)と寺門ジモン(61)は同日、“戦友”を悼み、悲しみのコメントを発表した。

 肥後は「南部さんはダチョウ倶楽部の初期メンバーです。四人でデビューした戦友です」と初代リーダーを悼み、「当時は全身白塗りで劇場を汚して怒られたり。夜中に電話してきて『ビー玉飲めるか?』断るとブチギレ」と思い出を披露。

 「本当にパワフルでめちゃくちゃで天才で鬼才な芸人。そんな南部さんの芸をもっと見たかったです。残された電撃を応援します。南部さんお疲れ様そして、ありがとう」と感謝を記した。

 寺門は「本当に残念です、デビュー当時一緒にパフォーマンス芸人的なネタを作り、頑張っていたのが きのうの事の様なそれほどインパクトのある方でした。電撃ネットワークの活躍本当に嬉しかったし尊敬してました。天国でも皆さんを盛り上げてくれるでしょうね。ゆっくりおやすみください。お疲れ様でした」と悼んだ。

 南部さんが亡くなった1月20日は、22年5月に死去したお笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」の上島竜兵さん(享年61)の誕生日。南部さんは、上島さんの訃報が伝えられた際、テレビ番組で「竜兵くんに“竜兵会入れてくれよ”って頼んだんですけど、断られました。本当は一緒に飲んで、じっくり話をしたかったんですけど」とコメント。「多分自分が上島くんの話をするのは今日が最後になると思うんですけど、じっくり上島さんと話をした試しがないんですよ。いつも、遠ざかるというか、そういう話をされたくないというか…。どこかにもう1人の上島さんがいるんだなっていう感じがして。人の前ではあんなに明るく優しく振舞えるのに、1人になるとポツンとしてしまって、だんだんひとりぼっちの世界になっていくっていうのは感じてました」と振り返った。

 そして「もう、お会いすることがないんで出来れば本当は自分で死を選ぶっていうのは間違ってますよ。自分は2年前に腎臓移植っていうのをやって、ベットにいる時に“どうやって生きようか”って、まわりにいる人たちも自分の命をどうやって守っていこうかって考えている中で、自分で自分の命を捨ててしまうのはやっぱり竜兵くん間違ってるよ。間違っているよと言っても、もう帰ってこれないんだから」と声を震わせながら上島さんを悼んでいた。

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