橋下徹氏 能登半島地震の2次避難に「同意なくても人命、体調第一で避難所を移っていただくという法律を」

[ 2024年1月21日 08:02 ]

橋下徹氏
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 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(54)が21日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。能登半島地震の被災者に、より安全な場所に移ってもらう「2次避難」や子供たちの「集団避難」について言及した。

 甚大な被害が出た石川県珠洲市では、21日から中学生の集団避難が始まる。22日には市内の全11小中学校で休校がなくなる予定だが、中学生199人のうち約100人が親元を離れ、金沢市の施設で共同生活を送ることを決めた。

 一方、「ここで友達と学びたい」と地元に残る子も少なくない。輪島市は20日、市内に残る小中学生向けに一部の校舎を24日以降、順次開放すると発表。本格的な授業再開は調整中で、市教育委員会は「まずは子供たちが顔を合わせて集える機会をつくりたい」としている。

 橋下氏は「故郷への思い、そこはなかなか強くて被災地を離れられないという被災者の皆さんの気持ちはよく分かります。でも、まず人命、体調のことを考えると行政として被災地ですべて対応できることはなかなか難しいので、2次避難というのはどうしても必要だと思うんですが、被災者の気持ち、同意、どこまでまとめるかだと思う」と指摘。

 さらに、「こういう時は責任を持って、政治があとから批判を受けることを覚悟で半ば強制的という言葉を言うと失礼ですけど、それはやっぱり政治しっかりと移っていただくということをやらないといけないと思う」とも。

 自民党や日本維新の会が憲法に緊急事態条項を定めるべきだとしていることに触れ「僕は憲法改正は必要だと思うんですけども、勢いだけの憲法改正議論だけではなくて、まさに法律で同意がなくても、このような状況の時には人命第一、体調第一と考えて避難所を移っていただくという法律を政治家は責任を持ってつくるべきだと思う」と自身の考えを述べた。

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