草刈正雄「母親が導いてくれた」 米国人の97歳伯母と初対面…母への尊敬の言葉に涙

[ 2023年12月29日 22:38 ]

草刈正雄
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 俳優の草刈正雄(71)が29日放送のNHK「ファミリーヒストリー」に出演。両親のいきさつを知る97歳の伯母と初対面し、今は亡き母への尊敬の言葉に涙を流した。

 8月14日に放送された「草刈正雄~初めて知る米兵の父 97歳伯母が語る真実とは~」では、「朝鮮戦争で死んだ」と聞かされていた元米兵の父が10年前まで存命で、2013年に亡くなったことが明かされた。番組では、草刈の伯母にあたる米在住の父の姉がVTR出演し、70年越しの秘密を告白。草刈は伯母からの手紙に涙し、視聴者の感動を呼んでいた。

 今回はその続編。葛藤を抱えながらも父方の親族に会うため渡米した草刈の旅に密着。米国ではギリギリまで悩んでいた父の墓を訪ねた。父は25歳の時に別の女性と再婚。亡くなるまで日本での出来事を口にすることはなかったという。

 「この墓の前に立てるとは思いませんでしたね。複雑ですね…こんなに言葉が出ないと思いませんでした」と母の苦労を思い、心の整理がつかない様子の草刈。

 翌日は、父が母のもとから去った理由を知る97歳の伯母と初対面した。伯母は「信じられないわ。本当に私を好いて(許して)くれるの?本当に会えてうれしいです」。草刈が伯母からの手紙について感謝すると「私はただ座って、心の底から感じたことをすぐに書いたの。あなたは70年間、私の中にずっといたわ。私たちはあなたに触れ、あなたを見ることができた。あなたが元気だと知りたかった」と話した。

 伯母は草刈たちを思い、自分を責め続けてきたという。それを聞いた草刈は涙を流した。

 伯母は「私たちはみんなあなたのお母様がたった一人であなたを育てたことをとても尊敬しています。彼女に会いたかったわ」と尊敬の言葉を口に。草刈は「僕がこういう外国人の顔をしていて、外国人の顔を産んだ母親も含めて結構差別がありました。だから母親は横道にそれないように、これを一番必死になって育ててくれたんだと思います。感謝しています」と母への感謝を語った。

 そして伯母に長女でタレントの紅蘭や次女で女優の麻有、孫娘の写真を見せ、「2人の娘と孫とその家族。僕が若い時は母親と2人だけで寂しかったですけれどね。必ずこちらのように大家族になることが僕の夢でした」と告白。

 「今年が私の母の13回忌なんです。そして亡くなったのが(撮影時の)7月でした。だから母親が導いてくれたんじゃないかなと思いました」と不思議な縁を明かし、母が結んだ縁に感謝していた。

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