ユーミン記念ツアー完走　3度目アンコールで夫・松任谷正隆氏とも共演「こんな素晴らしい…初めて」

50周年のツアー最終公演を行った松任谷由実
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　歌手の松任谷由実（69）が29日までに、名古屋・日本ガイシホールでデビュー50周年記念ツアー「50th　Anniversary　松任谷由実コンサートツアー　The　Journey」の最終公演を行った。

　今年5月に始まった全国アリーナツアーを、大喝采で締めくくった。アンコールでは「ワンステージも落とすことなく、無事、最後の名古屋に辿り着きました。昔ならこんなに素直に言えないけれど、みんなの応援のおかげです。もっと続けられる気がする！」と感謝。「こんなに素晴らしいファイナル、長くやっていて初めてです！」と熱く語った。

　アリーナのセンターに巨大な海賊船のセットが設置され、船長のユーミンが海をテーマに、オーディエンスと航海する壮大なエンターテインメント。現実の世界を海に見立て、時には穏やかで、時には荒れる海を舞台にショーを繰り広げた。海にまつわる曲「航海日誌」「セイレーン」のほか、「あの日にかえりたい」「リフレインが叫んでる」「真夏の夜の夢」などヒット曲を織り交ぜた全24曲を披露した。

　大歓声の中、3度目のアンコールで「私が長く続けて来ることが出来た、大きな大きな理由。この船の設計者、この航海の航路の計画者、そして“ユーミン”という人生の帆走者、松任谷正隆！」と総合演出を手掛けた夫の松任谷正隆氏（72）を呼び込み。松任谷氏のピアノで「卒業写真」を披露し、会場は温かい拍手に包まれた。

　同ツアーは今年5月から約8カ月にわたり、全国16都市54公演を完走。57万4000人を動員した自己最大規模のツアーとなり、2023年ソロアーティスト動員数1位を記録した。（ぴあ総研調べ）。なお、今ツアーの横浜アリーナ公演が、来年1月27日午後8時より、WOWOWで放送されることが決まった。