ミルクボーイ内海　関連番組など増加…M－1の“濃い味付け”に困惑「もうちょっと漫才の力を信じて」

ミルクボーイの内海崇
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　お笑いコンビ「ミルクボーイ」の内海崇（38）が26日、ABCラジオ「ミルクボーイの火曜日やないか！」で、進化を続ける「M－1グランプリ」について持論を展開した。

　今年、初めて落ち着いてテレビの前でM－1を見たという内海。後輩らの漫才を堪能したが、世間の注目度や人気に応えるように予選配信や関連番組が増加。年々大規模になっていることに「M－1の味付けが濃くなってる」と評した。

　「ネクストデイ（25日に生放送された、決勝の舞台裏を出場者と振り返る番組）て！すごいよなあ。敗者復活もめちゃくちゃ面白かったけど、そこを濃くしすぎるとメイン（決勝）の味に影響する。いやあ…辛（から）すぎるわ」と指摘した。

　「もうちょっとシンプルに漫才の力を信じてほしい。（出場者は）面白い漫才を1年掛けて持って来てるんやから。その力を信じてほしいよね。他の事が多くなってきてる」とあえての苦言。「（これまで放送してきた）M－1決勝＆アナザーストーリー（後日放送されるドキュメント番組）のセットで注文してんのに、ネクストデイと大盛り敗者復活まで届いたら、わしゃもう食べられまへんで」と困惑を表現し、笑わせた。

　澤田有也佳アナが「重い言葉ですね。何にスポットライトを当てるのかということですよね」と主催するABC社員として受け止めると、「（当てるべきは）漫才ですよ、そら！ライト1個でええわ！」と内海。「盛り上がるんはもちろんええことやけどね。まあ、まあ、まあなあ…出てる身としてはな…」と、最後は語気を和らげていた。