根本要 KANさん「愛は勝つ」大ヒット後の心労代弁「周囲の大騒ぎは望んだところではなかったはず」

[ 2023年12月16日 19:58 ]

シンガー・ソングライターのKANさん
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 FM COCOLOは16日、先月12日に亡くなったシンガー・ソングライターKANさん(享年61)を特集する「KAN 1DAY SPECIAL“Our Favorite Songwriter”」を実施した。

 KANさんが、亡くなる直前までレギュラーを務めた番組「Wabi-Sabiレディオショー」(土曜後6・00)では共演してきたスターダスト☆レビューの根本要(66)が、KANさんの楽曲「東京熱帯SQUEEZE」(2001年)のレコーディングに参加した際の思い出を披露した。

 当時は同じ事務所に所属し、「KANちゃんからの突然の連絡」で、同曲レコーディングに呼ばれたという。

 KANさんは「愛は勝つ」があまりにもヒットしたため、「正直、まわりから見ててもちょっと精神的に病んでるようなところがあった」と根本。「それぐらい大ヒット曲を出すということはプレッシャーがかかる。KANちゃん自身はああいう人だから、わりと飄々としてたけど、まわりの大騒ぎの仕方は、そらKANちゃんが望んだところではなかったはず」と推しはかった。

 「自分で音楽をもう一回見つめ直そう、みたいなところでKANちゃんはパリ行きを決めて。その前のレコーディングで、僕もコーラスに参加してくれって呼ばれて行った」と経緯を語った。

 「KANちゃんは全貌を見せないでレコーディングするから、コーラスもどう入れたら良いか全然分からなかった」と回想。「今思うと、ああ…KANちゃんの望んでる歌が全然歌えてないなって反省しきり」と苦笑いした。

 同曲はラップ曲で、「ラッパーはたくさん出てきてたけど、こんな風に時代を切り取って、自分の気持ちも込めて…こういう曲まで手を出すかって、すげえ不思議だったんだよ」と、ポップスターがヒップホップの楽曲を手掛けたことへの当時の疑問を吐露した。

 「でも、やっぱりここまで煮詰めていけるのは並みの才能じゃない。もっと意図をくんで(レコーディングに)参加してたらなあ…と」とKANさんへの称賛と、自身への反省を口にしていた。

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