「どうする家康」茶々怪演が反響 北川景子の覚悟「早く発表してくれ~」1人2役に消極的 役作りに苦悩も

[ 2023年12月3日 20:45 ]

大河ドラマ「どうする家康」第46話「大坂の陣」。砲撃された大坂城の茶々(北川景子)は…(C)NHK
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 嵐の松本潤(40)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は3日、第46話が放送され、「方広寺鐘銘事件」(慶長19年、1614年)「大坂冬の陣」(同)が描かれた。いよいよ残り2回。お市の方役と1人2役で“ラスボス”茶々役を怪演している女優の北川景子(37)が同局を通じてコメント。当初は「消極的だった」など、再登場までの心境や撮影の舞台裏を明かした。

 <※以下、ネタバレ有>

 茶々は第36話「於愛日記」(9月24日)のラストに、事前告知なしのサプライズ登場。「賤ヶ岳の戦い」の際、13歳の少女(白鳥玉季)が母・お市の方に「母上の無念は茶々が晴らします。茶々が天下を獲ります」(第30話、8月6日)と誓った通り、「関ヶ原の戦い」は徳川家康(松本潤)と石田三成(中村七之助)に二枚舌、「大坂の陣」は家康を挑発と“黒幕”として君臨。毎週のように視聴者を恐怖のどん底に陥れている。

 ――1人2役

 市と茶々、どちらも大きな役なので、同じ役者が2役演じると視聴者の皆さんを混乱させてしまうのではないかと思い、初めてお話を頂いた時は消極的ではありました。でも、脚本の古沢(良太)先生からも「この物語は、市と茶々、2役を通して演じることに大きな意味がある」とご説明いただいて。自分でも色々と考え、お引き受けしようと覚悟を決めてからは、凄く楽しむことができました。

 市は比較的、正統派な武家の娘という印象で、あまり悩まず演じられましたが、茶々は市の思いを引き継ぎつつも、市とどう変化を付けるのか色々悩みました。扮装やヘアメークについてもスタッフの方とご相談を重ね、一から作り上げていきました。扮装部の皆さんは大河ドラマ『葵 徳川三代』(2000年)で小川真由美さんが演じられていた茶々を意識しているとうかがっていたので、私も小川さんのような迫力ある茶々を演じられたらと思いながら取り組みました。

 茶々の撮影はあっという間でした。強烈な登場シーンがあってから、殿下(秀吉)が亡くなり、息子の秀頼が大人(作間龍斗)になり…出演する度にイベントがある感じだったので、目まぐるしかったです。

 ――初登場をもって1人2役発表

 共演者の皆さんの役名と扮装写真がどんどん発表されている中、茶々がなかなか明かされなくて「早く発表してくれ~」と思っていました(笑)。やはり不安だったんですよね。「こんなの、私たちが知っている茶々じゃない」とか「別の役者さんが演じる茶々が見たかった」とか…視聴者の皆さんは放送をどうご覧になるだろう受け入れてもらえるだろうかと不安に思っていました。なので、茶々の登場シーンが放送されて、視聴者の皆さんから反響を頂けた時は、とてもホッとしました。

 ――視聴者へメッセージ

 茶々としても織田、浅井、そして豊臣の誇りを最後まで持ち続けたいと思いますし、秀頼も立派に戦い抜きます。史実は変えられませんが、最後の一瞬まで豊臣家がどのように戦い抜くのか、是非、注目していただけたらと思います。今までの大河ドラマでは描かれてこなかったような我々の最期になっているんじゃないかと思います。最後まで是非、楽しんでください!よろしくお願いいたします。

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