音楽家・OLAibiさん死去 活動休止し治療専念も「体調が悪化」 CHARA、コムアイら追悼

[ 2023年10月17日 15:27 ]

OLAibiさんインスタグラム(@olaibiolaibi)から

 音楽家のOLAibi(オライビ)さんが今月10日に死去していたことが明らかになった。17日までに公式インスタグラムで発表された。死因や享年などは公表されていない。

 「親愛なる皆様へ 2023年10月10日朝、OLAibiが永眠しました」と記され、「ここ数ヶ月体調がおもわしくなく、ライブ活動をお休みし治療に専念している最中でした。最後の最後まで生きようと制作活動の準備を進めておりましたが、体調が悪化し、静かに息を引き取りました」という。

 「突然のご報告となってしまいましたが、OLAibiを愛してくださった、支えてくださった皆様、これまで応援していただき本当にありがとうございました。既に火葬を終えており、親族のご意向の元、ご香典ご供花の儀等はご辞退させていただきます。ご理解の程、何卒よろしくお願い申し上げます」と記載された。

 OLAibiさんは、バンド「OOIOO」のドラマーとして活動後、パーカッショニストとして国内外で活動。ピアニストで映像作家の高木正勝との共作・共演、歌手・UAら多くのアーティストとも共演した。2012年に発売したアルバムではハナレグミ、カヒミ カリィ、加瀬亮ら参加したことでも知られ、土着的なサウンドによる独特の世界観が多くの支持を集めた。今年8月には「GEZAN with million wish collective」のサポートメンバーとしてフジロックフェスティバルにも出演していた。また、2012年には夫や息子らと鳥取に移住。広大な森の中での暮らしぶりがメディアに取り上げられ、注目を集めた。

 訃報に、歌手のCHARAが「私も一生懸命生きるね 安らかに」と追悼したほか、音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」元ボーカルでアーティストのコムアイは自身のインスタグラムで「おらいび、魔法の絨毯のれたかな。やっさしい人ーー。とびきりエレガントなともだち。どんな歳の人にとっても、同じ目線のともだち。音楽も、仕草も、発音も、言葉選びも、体格も、格好も、奇跡のような存在だった」「そっち側の世界につながりができて安心だし、生かされている間はしっかり生きていくよ。ほんとにおつかれさま」と別れを惜しんだ。「氣志團」綾小路翔は自身のXで「OLAibiさん、僕は以前から一方的に貴方のファンだったので、GEZANのサンプラザ公演の打ち上げでふわりと話しかけて頂いた時は堪らなく嬉しかったです。『翔さん』と呼んで貰えてハッとしました。名前を呼ばれるって、当たり前の様で当たり前じゃない、と改めて感じた事を覚えています。ありがとう」と投稿するなど追悼のコメントが相次いだ。

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